大杉栄『できるだけやはり辛抱はしないほうがいいです。辛抱はしても、もうとてもできないと思う以上のことは決して辛抱しちゃいけません。それが堕落の一番多い原因なんです。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

[adrotate banner=”6″]

考察

だが私は、その『辛抱』の限界を超えて、頭の髪の毛が全て抜け落ちた人間を知っている。私は彼の事を『恩師』と読んでいる。それは、これから、未来永劫、呼び続ける。見ていないところで、呼び続ける。彼は私がそう呼んでいることを、知らないだろう。だが、関係ない。それだけ感動的な、人間だったのだ。他の恩師の一人は、彼の事をこう言っていた。

 

 

彼は地元の消防団を務め、フルマラソンにも常に参加し、剣道も当時で5段だ。背は私より小さく、しかし声は誰よりも大きい。そんな人間が、ある人間の為に悩んで、その苦しみを自分の物としたことが、彼の毛髪に、そういう結果をもたらせた。

 

 

『ハゲ』。一言で、『デブ』や『チビ』や何かのその類の軽薄すぎる思慮で考えるなら、彼は『堕落』した。しかし、その現実を直面した数十人の人間は、決して、絶対に、彼の事を『堕落者』だと揶揄することはないだろう。この世には、そういう人間もいるのだ。そして彼は私の、生涯の恩師である。

 

その恩師はもう一度言うが、『地元の消防団を務め、フルマラソンにも常に参加し、剣道も当時で5段』だ。従って、とても勇敢であり、度胸があって、根性が座っている。生きるエネルギーにも満ち溢れている。しかし世の中には、彼のようなエネルギー源を持ち合わせていない者もいるのだ。そういう人は、無理をしないほうがいい。無理は禁物だ。見るべきなのは以下の黄金律だ。

 

 

 

[adrotate banner=”7″]

関連する『黄金律』

同じ人物の名言一覧