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五木寛之『悲しいと思え。そして悲しいと呟け。人にそれを語れ。歌にも歌え、と。そうすることによって自分の中の悲しみを引きはがして客体化することができるし、それを乗り越えられる。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

本居宣長は人は生きている限り悲しい目にあうと言っています。悲しいときにどうするか。悲しみから目をそらさずに悲しめと宣長は言います。悲しいと思え。そして悲しいと呟け。人にそれを語れ。歌にも歌え、と。そうすることによって自分の中の悲しみを引きはがして客体化することができるし、それを乗り越えられる。』

 

悲しいことが起こらないように、祈る。それはまるで、『普通』として完全に蔓延しきっている『常識』である。しかし、もし蔓延しきっているものが正しいということになるのであれば、風邪も、エボラ出血熱も、全てそうしなければならない。しないのであれば、『蔓延しきっている=正しいもの』ではない。

 

ソクラテスは言った。

ソクラテス

 

つまり、『悲しいことが起こらないように祈る』のは、間違っている可能性もあるわけだ。正しいような気配が漂っている、蔓延しきっているだけで、そこにある正確性は疑わしい。それよりも、偉人、つまり識者たちの目には逆に映っているようだ。

 

瀬戸内寂聴は、

 

と言ったが、これはブッダの言う、

ブッダ

 

ということ。つまり、

『人は生まれた瞬間から衰退しているのだから、生きる、老いる、病む、死ぬということは最初から決まっていたこと。当たり前のこと。それがわかっていれば無駄な苦しみはないはずだ。あるのなら、そこにあるのは『執着』であり、執着とは、人間の心に寄生する、間違った心の在り方である。』

 

という真理を突いた言葉なのだ。

 

悲しい事は、ある。だが、嬉しい事も、ある。それでいいのだ。それが人生なのだ。我々は生まれ、そしてもれなく、死んでいく。だが、『生きる』ことが出来るではないか。嬉しい事も、悲しい事も全て、生きているからこそ、起こりうる現象だ。死んだ人は、そのどんな経験もすることが出来ない。思う存分、『人生』を生きればいい。『それしかできない』のではない。『それができる』のだ。

 

 

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