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アナトール・フランス『恋は単純で原始的な行為である。それは闘争である。それは憎しみである。恋には暴力が必要である。相互の同意による恋愛は退屈な労役にすぎない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『恋には暴力が必要』というところを正確に紐解くことが重要だ。まず真っ先に思いつく、

 

 

こういう暴力が関係しているだろうか。答えは『No』である。単純に、『恋をしている人が皆暴力を振るうか』について考えた時、その答えは一瞬で浮き彫りになる。だとしたらなんだろうか。例えば、こういうことだ。

 

『恋』は奪うもの。『愛』は与えるもの。その『恋』にあるのは『一方的なもの』。それが、『=暴力』であるということに当てはめて考えた時、アナトール・フランスの言葉の意味は、つじつまが合うものになる。

 

実際の暴力で考えても、相手が『ご指導ください!』と言って志願すれば、そこに『殴る』という行為が行われても、それは暴力にはならない。あるいは、最初からその『殴る』ということが前提の上で成り立つ一切の武道や格闘技もそうだ。それらは、暴力にはならない。だとしたら、『暴力=一方的』なのであり、

 

『恋=一方的=暴力』

 

という図式が浮き彫りになるわけである。しかし、その一方的な暴力による恋があんなにも燃え上がるのは、その根幹に『背徳感』があるからだろうか。普通、背徳感を覚えている時は、『退屈』ではない。どちらかというと退屈なのは、そうしたセオリーに背かず、秩序の一線をひた守るその日常にある。時に人間は、刺激を求めて恋をする。それはとても一方的で暴力的だが、それで需要と供給が成り立ってしまうことが、人間が、他の動物と同じように、原始的な生き物であるということを露わにしている。

 

 

 

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