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アナトール・フランス『もし私が神だったら、私は青春を人生の終わりにおいただろう。 』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

この言葉は一見すると(確かに)と思ってしまうが、とんでもない。全ての人生が30歳前後で終わるとしたら、子供を産む平均年齢が15歳ということになる。出会える楽しみや恋愛する喜びはどうなる。その過程で学ぶべき教訓や倫理はどうする。失敗というかけがえのない糧はどうする。それがなくて、どうして子供を育てていくことが出来よう。

 

10年ルールとは、『世界レベルの業績に達するまでに少なくとも10年かかる』という法則。老いを知らずに死ぬことはさぞかし気分が良いかもしれない。だが、それだけの時間では成し遂げられることもわずかだ。全ての人間が青春時代を謳歌して、その夢に浸ったまま死を終えるのであれば、誰が苦労をし、教育をし、努力をし、積み上げるというのか。人間の道を創り上げてきたのは、往々にしてそういう人間なのだ。あくまでも、この平均時間の中で若くして死ぬからこそ、彼らの命が尊く、ときに美しいのだ。

 

美しい

 

ただし、もう一つの解釈もある。『青春』を、『若い時代』と取られない解釈だ。別に、老人になっても青春を謳歌する人はいる。そう考えると、

 

青春こそは人生が最も躍動する時代なのだから、人生の終わりである老後こそ、その心構えでもって人生を生きるべきだ

 

という考え方が見えて来ることになる。しかし、この場合は『もし私が神だったら』と言っていることから、『神でなければできないことを言っている』ことになるので、そうなると、やはり、心の持ちようで決まるその考え方よりも、前述した考え方の方が近いことになるだろう。

 

 

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