儒教の始祖 孔子(画像)
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内省
口で言うのはいくらでもできる。これはとある戦争(ということにしておこう)の話だ。ある人間が、もしかしたらその戦争のキーマン、あるいは突破口になるかもしれない人間に対し、二人しかいない状況の中、力を誇示しようとしてこう言った。

俺はやるならやるよ。刃物も手にぐるぐる巻きにして縛りつけて、いつでも突っ込むよ。
そして彼は、そのようなことは一切しなかった。一体なんだったのだろうか。彼の話はそれ以来、傾聴に値しないと判断され、縁が切れていったのである。
ある人間は彼らの様な意見を『ノイズ』だと言った。つまり、雑音。雑音が流れる周波数に合わせてラジオを聴く人はいないだろう。ノイズを聞かないようにすることはもちろん、自分自身がノイズにならないように注意したいところだ。
参照文献
述而第七-十
子曰わく、暴虎馮河して死して悔ゆるなき者は、吾れともにせざるなり。関連する『黄金律』
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