儒教の始祖 孔子(画像)
目次
内省
先生のように振る舞って人に偉そうにする人がいる。いや実は『先生』の対義語は『生徒』ではなく、『後生』であると言われていて、つまり『後に生まれた者』は皆、『先に生まれた者』、つまり『先生』に物事を習うべきだというのが基本の考え方ではあるのだ。
しかし、だからといって世の先生たちは、『先生』に甘んじて偉そうにする前に、まずやるべきことがあるはずである。まず『偉そう』という言葉が出ている時点で、その部分を真っ先に直すことが『やるべきこと』の一つである。なぜなら、『偉そうな人に、偉い人はいない』からだ。そう考えると、偉くもないのにただ『先生』だからといって思い上がり、『後生』に物を教えようなどと、とんでもない。
もし反発を食らい、挙句の果てにはその対象者に『反抗期』などというレッテルを貼るようであれば、よもや、物を教えるという意味での『先生』としての役割も、先に生まれて智慧ある『先生』としての存在意義もない。先生たる者、先に生まれ、あるいは物を教える人間たる責任を理解するべし。
参照文献
泰伯第八-三
詩に云う、戦々兢々として深淵に臨むがごとく、薄冰を履むがごとし。関連する『黄金律』
あわせて読みたい


『アウトサイド・インではない。インサイド・アウトだ。』
第18の黄金律 『アウトサイド・インではない。インサイド・アウトだ。』 外(環境)が自分の運命を握っているのではない。内(自分の心)がそれを握って...
あわせて読みたい


『この世に価値のない人間などいない。いるのは価値がわからない人間だけだ。』
第19の黄金律 『この世に価値のない人間などいない。いるのは価値がわからない人間だけだ。』 人間は皆、ダイヤモンドだ。いや、それ以上の価値があるのだ。 &nb...
あわせて読みたい


『人間が転落するタイミングは決まっている。「得意時代」だ。』
第20の黄金律 『人間が転落するタイミングは決まっている。「得意時代」だ。』 得意になっているとき、自分の足下はどうなっているだろうか。それが答えだ。 &nb...
孔子に関する他の記事
あわせて読みたい


孔子(Confucius)とはどんな人物か
儒教の始祖 孔子(画像) 孔子(Confucius) 人間史上、最も人間通だと言われた中国の思想家。『儒教』の始祖。『論語』は、儒教の教えをまとめた書物で、これらは全て...