MOVIE RECIPE
老人が主人公の作品はヒットしづらい傾向にあります。しかし、たくさんの本を読み、映画を観れば見えてきますが、むしろ人生の黄昏時にこそ、答えがある。賢明な人は、ここから目を背けません。
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このレシピの詳細
- レシピ数:3
- 紹介映画:40
当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

1.『老後』
黄昏とは、夕暮れのことを指す。盛りを過ぎて衰えの見え始めたところという意味であり、人生で言えば『老後』を意味する。まさか自分が老人にならないスーパーマンだと思っているわけではないはずだ。まずは様々な老後を観てみよう。
- 『31年目の夫婦げんか』
- 『最高の人生のはじめ方』
- 『ラストベガス』
- 『わたしは、ダニエル・ブレイク』
- 『ヴィンセントが教えてくれたこと』
- 『ロング・トレイル!』
- 『ロング, ロングバケーション』
- 『RED』
- 『人生の特等席』
- 『グラン・トリノ』
- 『最高の人生のつくり方』
- 『新しい人生のはじめかた』
- 『50歳の恋愛白書』
- 『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』
- 『恋愛適齢期』
- 『アバウト・シュミット』
- 『アル・パチーノ ブロークン 過去に囚われた男』
- 『晩秋』
- 『黄昏』
『31年目の夫婦げんか』
30歳で結婚すれば、31年目など60歳前半で意外と簡単に迎える。子供から見ると問題なさそうに見えても、親たちとて個人的な問題をいくつも抱える一人の人間なのだ。
『最高の人生のはじめ方』
何から何まで順風満帆にいく人生などない。例えば皇族のような人たちでさえ、人と同じように悩みを抱える。この老人もまた、人生に行き詰まっていた。
『ラストベガス』
独身最後のパーティというテーマはいくつかあるが、この年齢になってのそれは珍しい。だが、そのおかげで老人とて他と変わらないただの人間なのだということが伝わってくる。
『わたしは、ダニエル・ブレイク』
イギリス・フランスのドラマ映画のため、アメリカ映画のようなエンタメ性は低い。それは日本映画とて同じことだ。だが、だからといって見ごたえがないということはない。我々はこの謎の男の人生の最期を、静かに、しかし確かに、目撃する。
『ヴィンセントが教えてくれたこと』
1日をバーや競馬場へ通って過ごし、自宅を担保に銀行から借金をして暮らしていた老人のヴィンセント。こんな男から人生を学ぶとしたら反面教師としてでしかない。そう思ったのだが・・。
『ロング・トレイル!』
ノンフィクション作家であるビル・ブライソンの紀行本を原作にしているが、40歳→70歳の物語へと改変しているため、老後の映画となっている。先にロバートレッドフォードという男がどういう人物かを知っておいた方がいいだろう。
『ロング, ロングバケーション』
この夫妻は50年以上連れ添った仲だった。だが、夫のジョンはアルツハイマー病で記憶を失いつつあり、妻のエラは末期癌に冒されていた。自分たちに残された時間は少ない。では、どうする?
『RED』
「RED」とは、「引退した超危険人物(Retired Extremely Dangerous)」を意味する。DCコミックス系の並外れた話だが、こういう老後のケースもある。
『人生の特等席』
視力が衰えてきていた野球のスカウトマン。妻を失い、遺されているのは一人娘だけ。だが、彼女との折り合いはよくはない。確執とも言える溝があるのだ。だが、その溝の正体を、彼女は勘違いしている。男はそれを話さない。一体なぜ?
『グラン・トリノ』
フォードの自動車組立工を50年勤めあげた頑固な男。だが家族も含め周りからは頑固を超えて『頑迷』とさえ煙たがれるほどだった。クリント・イーストウッド史上最高の映画と名高い名作を見逃すべからず。
『最高の人生のつくり方』
マイケル・ダグラス&ダイアン・キートンのW主演で描いた大人のラブストーリーで、これまた男の方が『頑迷』に近いような個性を持っている。。“家族”“パートナー”“人生”を見つめなおすコミカルな会話劇。
『新しい人生のはじめかた』
人生の黄昏時というと、リアルなところ彼のような状況が多いかもしれない。果たして彼は、このまま孤独に人生を追えるのか。それとも、まだこの人生に花は咲くのか。
『50歳の恋愛白書』
50歳は極めて微妙な年齢である。中年と言えばそうだが、老人としてもまだ若いし、子を持つ母親としてはここから『リスタート』など考えにくい。したがって、彼女に行動に注目が集まる。
『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』
40年住み慣れたNYの家を売るかどうかというニッチなお話。だが、その話を通しながら自分たちの人生を振り返り、新しい発見をする人生の教訓物語でもある。意外と見ごたえがある。
『恋愛適齢期』
熟年男女の恋愛をテーマにしたラブコメ。そもそも、恋愛適齢期というのはいつなのか。様々な年齢が出てきて、それを考えさせられる。
『アバウト・シュミット』
平凡な男66歳。唯一の生きがいだった会社も定年退職。唯一の支えだった妻も寿命を迎える。ジャックニコルソンの場合ジョーカーや『ディパーテッド』のボスのような怪演を求められがちだが、そんな彼が役者の幅を見せている作品だ。
『アル・パチーノ ブロークン 過去に囚われた男』
上記作品と同じで、アルパチーノがごく普通の老人を演じている。若者には退屈だろうが、しかしそんな若者もいずれは必ず老人になるのだ。孤独な彼の人生から何を学ぶか。
『晩秋』
主人公である老人たちや役者が、イーサンホーク意外あまり有名じゃないことから、敬遠するかもしれない。だが、この映画はたまにある奇跡を生み出しており、地味だし重い内容かもしれないが、最後には何とも言えない哀愁がある、隠れた名作である。
『黄昏』
『黄昏』と言えばこれだ。言葉の意味は盛りを過ぎて衰えの見え始めたところという意味。それは人生だとただの老後を意味するが、彼の場合は『真の黄昏』を迎えており、そこに残るのは哀愁そのものである。
運営者運営者のIQから一言。
まずは老後になるとどのような問題が出るかを観ていきました。平凡な日常は映画になりませんから、やはり『病気、死、退職』などの切実な問題を抱えた映画や、リスタートのような明るい映画間でいろいろあります。私は『老後になって自然に目を向ける』事実を知ったときから、逆に26歳の頃に当時の日本の世界遺産をすべて観て回りました。皆様も、ぜひ老人に負けないように彼ら・彼女らの人生から教訓を得てください。
2.『頑固ジジイのプライド』
内容はいくつか被るが、老人の中には癖が強い人が多い。それは長く生きて積み重ねたものが多いという意味でもある。また、今回のように物語を最高に引き上げるための重要な要素でもある。
- 『わたしは、ダニエル・ブレイク』
- 『ヴィンセントが教えてくれたこと』
- 『人生の特等席』
- 『グラントリノ』
- 『バケモノの子』
- 『ニュー・シネマ・パラダイス』
- 『サイダーハウス・ルール』
- 『マイ ビューティフル ガーデン』
- 『恋とニュースの作り方』
- 『ドライビング Miss デイジー』
『わたしは、ダニエル・ブレイク』
この映画を観て『この頑固ジジイから目を離すな』というレシピを思いついた。そしてあれこれとたくさんまとめていくうちに、『黄昏』という大きなレシピが完成した。
『ヴィンセントが教えてくれたこと』
『この頑固ジジイから目を離すな』という意味で、この作品も該当することになる。共通点は、『ただの厄介な頑固ジジイに見える』ということ。
『人生の特等席』
この映画はこのレシピにもまとめられる。『ただの厄介な頑固ジジイに見える』男が出てくるわけだ。だが、上記作品同様に、決して彼から目を離してはならない。
『グラントリノ』
それらの最高位にあるのがこの映画の男である。『厄介な頑固ジジイ』そのものだ。ここまでくればこのレシピの系統は完全に分かった人も多いだろう。そう。この厄介な頑固ジジイから、目を離してはならない。
『バケモノの子』
この映画にも『熊徹』という頑固で素直じゃない男が中心人物として出てくる。その頑固さゆえに、主人公の少年と衝突してしまうこともしばしば。だが、それは少年を心配していたがゆえ。彼が少年にとってどういう存在なのか、我々はそこに注目することになる。
『ニュー・シネマ・パラダイス』
この名作にもまたアルフレードという頑固なジジイがキーマンとして出てくる。主人公である映画好きの少年が、彼が働く映画館に来てはいたずらをするので、厳しくりつけたりするわけだ。彼にとっては子供が邪魔そうにも見える。だが逆に、愛する子供を愛でているかにも見える。
『サイダーハウス・ルール』
熊徹らと同じように、本当の親子関係じゃない親子のパターンがある。ここでは孤児と、その子供を育てる医師という人間関係が展開される。主人公目線だから、この男も何だか煙たく見える。だが、本当にそうなのか。
『マイ ビューティフル ガーデン』
生後すぐに公園に捨てられた過去ゆえ、植物を恐れる女性。病名はないが、何らかの精神的問題を抱えていることは確かだった。その空いたパズルのピースを見つけるのは誰なのか。ある日、気難しい隣人の老人とひと悶着起こすが、造園に詳しい彼に「カオスに美を見出すこと」と助言される。一体どういう意味なのか。
『恋とニュースの作り方』
若くて女性である主人公がビジネスの班を仕切ることになるのだが、ハリソン・フォードが演じる男が有名なキャスターでプライドが高い。自分のキャリアアップや成功のために彼が足枷に見えるが、彼女がこの問題をどう解釈し、どう乗り越えるかが見ものとなる。
『ドライビング Miss デイジー』
最後はジジイではなくババ・・いや、私は男だからやめておこう。老齢のユダヤ系未亡人とアフリカ系運転手の交流をユーモラスに描くこの映画では、ドライバーを雇うくらいだから女性がお金を持っているのだが、やはり『力』を持っている人間が傲岸不遜になるのか。ではこの女性は?いったいどういう人なのか。
運営者運営者のIQから一言。
人間は心底で『楽、得、安全』を求めています。ですからそれを脅かす存在を敬遠する。この場合、『場をかき乱すような頑固ジジイ』は敬遠されがちになる。では、本当に彼らを排斥していいのか。彼らから学ぶことは何もないのか。そういうことを考えさせられ、思い知らされるまで言っていい、人生の教訓が詰まった映画たちです。
3.『まだ生きている』
『サラリーマン金太郎』の本宮ひろ志の漫画に、『まだ、生きている』という短編漫画がある。このレシピの最後にこれを持ってくることで、人生の黄昏時の夕陽の光を、力強くできる。
- 『ラストベガス』
- 『龍三と七人の子分たち』
- 『さらば愛しきアウトロー』
- 『運び屋』
- 『ダーティ・グランパ』
- 『スペース カウボーイ』
- 『ベスト・バディ』
- 『リベンジマッチ』
- 『あなたへ』
- 『いぬやしき』
『ラストベガス』
まずはこの作品だ。バチェラーパーティーは若者だけの特権じゃない。まだまだ遊ぶぞ!
『龍三と七人の子分たち』
キャッチコピーは「金無し、先無し、怖いもの無し! ジジイが最高!!」「俺たちに明日なんかいらない!!」引退した元ヤクザの龍三親分がオレオレ詐欺に引っかかったことから、昔の仲間 “七人の子分たち” を呼び寄せ、若者たちを成敗しようと世直しに立ち上がる。
『さらば愛しきアウトロー』
誰ひとり傷つけることなく大胆不敵な犯罪を繰り返した実在の伝説的紳士強盗フォレスト・タッカーを描く。ロバートレッドフォード自体が伝説の俳優のため、感慨深い作品だ。
『運び屋』
80歳代でシナロア・カルテルの麻薬の運び屋となった第二次世界大戦の退役軍人であるレオ・シャープの実話に基づいている。『まだ生きている』というタイトルとは少し違うが、老後のヤンチャという枠に当てはまる。最後の哀愁がすごい。
『ダーティ・グランパ』
デニーロ演じる主人公の祖父は、妻を愛していた。だが、死んでしまった。それならば、もう独身だということで、切り替えが早い現実的で、楽観的な男である。きっと彼をよく知る亡き妻も、(私が死んだ後なら仕方ないわね)と言って、この破天荒な彼の振る舞いを許す気がする。
『スペース カウボーイ』
アメリカ初の宇宙飛行士になるはずだったが、突然計画が中止になる。40年後、チャンスがやってきた。集められた男たちは皆、一度は宇宙に行こうとした人間だ。並外れた覚悟をする胆力がある。だが、そこには様々な壁がある。癌という切実な問題もある。宇宙に行くことに、何か意味があるのか。
『ベスト・バディ』
主役に二人は『元』弁護士だの、FBI捜査官だのという年齢にある。二人はプライドゆえに衝突するが、マフィアという共通の敵が出現。さて、どうするか。もうあれこれする全盛期は過ぎたはずだが。
『リベンジマッチ』
ロバート・デ・ニーロとシルヴェスター・スタローンが最後の勝負のためにリングに上がる老齢のボクサーを演じる。両者とも『レイジングブル』、『ロッキー』で伝説のボクサーをを務めただけあって様々な目が向けられる。果たして、彼らの勝負の行方は。
『あなたへ』
妻が死んだ。長年連れ添った人生の相棒だった。もちろん彼女以外の伴侶は考えられない。そういう不器用で、一途な男だった。そんな男が、『余生』を取り残された。男は妻が遺したある手紙をたよりに、余生と『人生』を探す旅に出る。
『いぬやしき』
老人のような外見の冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎は、会社や家庭からも疎外された生活を送っている。追い打ちをかけるように胃ガンだと診断され、余命3か月を宣告される。前述『まだ、生きている』に最も近い状況なのがこの映画だ。
運営者運営者のIQから一言。
『まだ生きている』ということは『いずれは死ぬ』という意味でもあります。しかしそれなら赤ん坊でも同じことが言える。この言葉の肝は、『なぜ人生をあきらめているんだ』という暗に隠されたメッセージ。それゆえ、ここにはまだまだ映画をつけ足していく必要があります。
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