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瀬戸内寂聴『私たちはもっともっと楽観的に生きていい。私はそう思っています。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『お釈迦様は「この世は苦だ」とおっしゃいました。お釈迦様は国が戦争するのも、自分の国が滅ぼされるのも見ました。人間の嫌なところを見て、自分が可愛がっていた弟子がどんどん死んで孤独を味わいました。それでも、最後の遊行の旅に出られたとき「この世は美しい。人の命は甘美なるものだ」とおっしゃいました。この世に対する全肯定、人に対する全肯定です。お釈迦様がこうおっしゃったのだから、この世は美しく、人の命は甘美なのだと私は信じます。私たちはもっともっと楽観的に生きていい。私はそう思っています。』

 

ブッダは言った。

ブッダ

 

『この世は苦で出来ている』と言ったブッダは、この世を否定したのではない。『初期設定』を転換せよ、と言ったのだ。そもそも、なぜ『苦で出来ていない』という初期設定だったのか。それこそが、いかにも人間という部分が垣間見えるワンシーンである。生きること、老いること、病むこと、死ぬこと。それは、最初から決められていた、真理のはずである。

 

それを、(いや、自分に限ってそうではない)と思っていたのであれば、それは単なる勘違い、かつ現実逃避だ。その現実を直視させる。それがブッダの教えだ。そして人は、現実を直視したとき初めて、人生を最大限に生き貫くことが出来るのである。

 

ルネサンス期の軍人、チェーザレ・ボルジアは言った。

 

楽観的に生きるということは、チェーザレ・ボルジアの様に、死から目を逸らすことではない。人生が苦で出来ているという真理を理解した上で、

 

(だが、それがどうした。だとしたらこのたった一度の人生を、悔いなく生きるだけだ。)

 

という境地に立つ、ということなのである。

 

 

 

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