偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
『棹(さお)す』というのは、同調するということだ。大勢の意見に流されない人が、大勢の人から浮いてしまうのは当然だ。キリストやソクラテスなどは、それで殺されてしまった。彼らを殺した大衆は、『情に棹した』のだ。人間の感情に流された。負の感情に、歪曲した私情に。
信念を持てば周囲から浮き、信念を持たなければ我を見失う。それでは一体、どのようにしてこの世を生きていけばいいのだろうか。
エレノア・ルーズベルト元大統領夫人は言う。
つまり『住みにくい』という言葉に込められているのは、全てが自分の思い通りにはならないということを、知るということのように見受けられる。これが『住みやすい』だとしたら、『自分の都合のいいように回っていくのが人生だ』というメッセージにも聞こえるわけで、それは真理ではない。それゆえ、そうしてしまえばたちまちこの言葉の威厳は損なわれていくだろう。
これはただ、淡々と事実を言っている。それを『嘆いている』と捉えるか、『英知を教えてくれている』と捉えるかで、この言葉から得られる恩恵の大きさは雲泥の差が開くことになる。
当然、『英知を教えてくれている』のだ。この世というものが、まず『そういうものだ』と知ることは、人間の運命に大きな影響を与える。過度に期待し、人間を過信し、虚像を盲信するからこそ、この世に怒りを覚えるのだ。この言葉から得られる英知は、ブッダが説いた『執着を捨てる』という悟りの境地に似ている。
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