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宮沢賢治『無意識から溢れるものでなければ、多くは無力か詐偽である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

例えば、『主体的』の対義語が、『反応的』だとする。自分で率先して物事に取り組むのが『主体的』で、物事に反応するだけの姿勢を取る人が『反応的』である。スティーブン・R・コヴィーは、著書『7つの習慣』で、『主体者』と『反応者』の違いをこう断言している。

『率先力を発揮する人としない人との間には、天と地ほどの開きがある。それは、25%や50%の差ではなく、実に5000%以上の効果性の差になるのだ。』

 

そう考えると、『無力』という言葉の意味がすんなり理解できる。そこに、自分の力は、『無い』。あるのは、自分が反応した、その要素だけである。その要素は、自分の実力ではない。その要素の実力だ。だからそれに『反応』しただけの人間は、それを(自分の力だ)と言う権利はないのである。

 

もし、それを(自分の力だ)と主張するのであれば、それは『詐偽』である。『詐欺』は、騙して盗むこと。『詐偽』は、真実を偽ること。自分で主体的に取り組んだ生み出したものであれば、それは自分の実力だ。『無力』ではない。ここまでのイメージはわかりやすいはずである。

 

 

ただ、『無意識』と言うが、そこには『無意識に刷り込まれている要素』もあるわけだ。例えば私は数年間会わなかった妹と会ったとき、その歩く後ろ姿に、母の面影を感じた。これは非常に説明しづらいことで、妹もそれを間違いなく『無意識に』やっていて、私もそのどこが母親の要素を引き継いでいるのかを具体的に説明しづらい。

 

だが間違いなく面影を感じたのだ。それは、ちょっと下をうつむきながら歩くとか、背中を丸めがちで歩くとか、そういう、極めて絶妙な部分、態度、立居振舞から伝わったことだった。だとすると『無意識にやったこと』も、全て自分の実力でやったということについては信憑性が低い。そこには今まで生きてきて無意識に染みついた、最愛の人や、先人、賢人の叡智やDNAといった要素が、影響しているのである。

 

だが、もし、『意識的に、詐偽を働いた』ということであれば、話は別だ。それは無知で無力な人間が取る行為そのものである。

 

 

 

 

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