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三島由紀夫『まことに人生はままならないもので、生きている人間は多かれ少なかれ喜劇的である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

三島由紀夫は、1925年~1970年の間を生きた。つまり、戦争を体験している。もうこれだけで、この言葉を考えるには十分の要素だ。作家、五木寛之氏の著書『大河の一滴』にある、この一文を見てどう思うかだ。

あるシベリア帰りの先輩が、私に笑いながらこんなことを話してくれたことがある。

『冬の夜に、さあっと無数のシラミが自分の体に這い寄ってくるのを感じると、思わず心が弾んだものだった。それは隣に寝ている仲間が冷たくなってきた証拠だからねシラミは人が死にかけると、体温のある方へ一斉に移動するんだ明日の朝はこの仲間の着ている物をいただけるなとシラミたちを歓迎する気持ちになったものだった。あいだに寝ている男が死ぬと、両隣の仲間にその死人の持ち物、靴や下着や腹巻や手袋なんかを分け合う権利があったからね。』

 

これだけ考える題材があれば十分だろう。人は、生きているだけで、丸儲けなのだ。三島は幼少期、過保護な親に妙な育て方をされた。女の言葉遣いを強要されたり、遊び相手も女の子だけだったというのだ。その経験は三島に大きな影響を与える。三島だけじゃなくても、他の人間でもみんなそうだ。人生にはいろいろある。だが、生きているということは素晴らしいのだ。その三島は45歳の時、演説の後に自決をした。生きることの素晴らしさを知っている三島が命を賭して訴えたかったこととは、何だったのだろうか。

 

 

 

 

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