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ヘンリー・デイヴィッド・ソロー『善行について言えば、それは一人の人間にとって手一杯の仕事である。わたしはこの仕事にかなり励んだ結果、奇妙に聞こえるかもしれないが、自分の気質に合わないことを発見した。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

何しろ、このソローという男は、世界一の大学、ハーバードを卒業し、教師の道を進むが、当時の教育方法に納得がいかずに、我が道を進んだ。

 

そしてこう言ったのだ。

 

それだけ、『潔白』ということについて考え抜いている人間であり、その男が『善行は向いていない』というのだから、いささか穏やかではない。そんな男が善行に向いていないなら、もはやこの世に『善行に向いている人』は存在しない

 

マザー・テレサは言った。

 

ソローは、マザー・テレサの言う言葉をどう捉えるのだろうか。一人の人間が出来ることなど限られている。だがしかし、マザー・テレサの言う様に、一人一人が出来る最善の事をする。それが人の出来る善行であり、世界平和への第一歩なのではないだろうか。

 

善行

 

ソローは『奇妙に聞こえるかもしれないが』と前置きをしたうえで、『気質に合わない』と言った。人としての高みを目指し過ぎて、理想が高すぎたのかもしれない。

 

例えば、大きな理念を掲げていたにもかかわらず、目の前で最愛の人一人守れなかった事実に直面した場合、私でも、自分にちっぽけさに、ひれ伏すしかなくなることだろう。ソローは、 ブッダの様に悟りの境地に達し、

 

ブッダ

 

自分の無知、無力を思い知ったのかもしれない。

 

マザー・テレサはこうも言った。

 

自分に出来ることは限られている。だからこそ、その限られたことを全力でやることが出来るはずである。全ての人間の主体性が芽生えた時、人間は、歴史上において最高たる種の存在となるだろう。それはもちろん、世界平和を意味するのだ。

 

 

『善行について言えば、それは一人の人間にとって手一杯の仕事である。わたしはこの仕事にかなり励んだ結果、奇妙に聞こえるかもしれないが、自分の気質に合わないことを発見した。』

 

ただし、このソローの言葉だけではその全容を理解するのは難しい。彼が何の仕事のことを言っていて、何が気質に合わないと感じたのかはこの言葉からだけでは見極めることができないだろう。

 

 

 

 

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