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ヘミングウェイ『ただ動いているだけでは、行動とは言えない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

ヘミングウェイはこうも言った。

『わが人生は、ほんの一行で要約できるだろう。そう、私は生きることを十分に楽しんだと。』

 

つまり、『楽』と『楽しい』は違うということなのである。ただ動いているだけなのはとても『楽』だ。誰にでもできる。病気の人はもちろん例外で、赤ん坊にも老人にもできる。

 

赤ん坊

 

もちろん、そのような立場にある人の行動には制限があるが、それは健常者や若者も同じ。皆制限があって、その中で行動をしている。それはとても楽だ。簡単にできる。食事をし、便をし、あくびをするくらい簡単にできる。それも立派な『行動』の一つだ。だが、ここで定義している行動とは、『楽をしてできる行動』のことではない。『ただ動いているだけでは、行動とは言えない』というのだ。

 

例えば、上司が部下に指示をして、一人がうなづき、一人がうなづかなかった。しかし、その後その上司の言う通りに行動したのは、うなづかなかった方の部下だった。その上司は部下に、『主体的に行動しろ』と言った。そして、一見して『うなづくという行動をしてみせた部下』は、誰にでもできるその行動の後、結果的に主体的には行動できなかった。

 

主体的

 

その行動をとったのは『うなづかなかったという行動をみせた部下』の方だった。それも立派な行動の一つだ。彼がうなづかなかたのは、その言葉を真剣に聞いていた証拠。自分の中で上司の言葉の意味をかみしめていたら、うなづくことすら忘れてしまったのだ。

 

あるいは、『不言実行』をしてみせると誓った。だからここでうなづくことなど意味がないことを悟った。それよりも求められているのは、主体的な行動である。それをすれば結局はこの話を聞いていたことになる。そう考えたのである。真の行動とは、こういうことである。楽な行動ではない。主体的な行動である。その主体性には常に責任がつきまとうが、それ以上に楽しい人生が待ち受けている。

 

人生の黄昏時で振り返って後悔するのは、負ってきたリスクではない。

 

避けてきたリスク、

掴まなかったチャンス、

乗り越えなかったピンチ、

 

なのである。

 

オスカー・ワイルドは言った。

 

そして、ルソーは言った。

 

たった一度の人生に、悔いを残すな。

 

 

 

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