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ヘミングウェイ『善とは何か。後味の良いことだ。悪とは何か。後味の悪いことだ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

この話を更に、一気に掘り下げよう。

 

ソクラテスは言った。

ソクラテス

 

まず短絡的に、健康=善、病気=悪、という図式を思い描いた。

 

ヘミングウェイは言った。

善とは後味の良いことだ。悪とは後味の悪いことだ。健康は後味が良いし、病は後味が悪い。尾を引く。

 

ヘミングウェイの言葉の通り、この図式は間違っていそうもない。常識的な考えだ。だが、ソクラテスのその発言を聞いた。すると、

 

(確かに、病を患ったことであの船に乗らずにすんだ。乗っていたら、沈んで、死んでいた。)

 

となり、病を患ったことが、=善だった、という図式に塗り替えられてしまった。

 

黄金律

 

ヘミングウェイはこうも言った。

 

なるほど。この話は奥が深そうだ。何しろ、それでもまだヘミングウェイの言葉は輝きを失っていない。つまり、

 

病を患った⇒船に乗れなかった⇒船が沈んだ⇒命が助かった⇒

 

しかし、後味は悪かった。多くの人の命が、失われたからである。確かに、自分にとっては、病を患って命が助かった。だから、病を患ったこと自体は、『善』だったのかもしれない。ただ、後味は悪い。何しろ大勢の命が亡くなったのだ。だとしたら沈没したという事実は、まぎれもなく『悪』だった。

 

では、自分はたまたまそれで命が助かり、後に病も治り、『善』としたが、健康で船に乗った人、あるいは後に病が悪化した人が『悪』となるのなら、善と悪とは、一体何なのだろうか。

 

ヤスパースは言った。

 

そんなことを考えているのは人間だけかもしれない。

 

意志

 

追記:だが、ここに付け加えることがある。下記の記事だ。

 

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『真理(愛・神)から逸れれば逸れるほど虚無に近づく。』

 

それが私が見出した言葉だ。そしてこれは、ヘミングウェイの言葉ととてもよく様相が似ているのである。

 

 

 

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