偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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考察
賢者と愚者は、賢く、また愚かであるから、脅威とならないからだ。行動に移さない。自分が賢いと自負していて、自分が愚かだと自負している。だから出過ぎた行動は取らないよう注意するので、問題にならない。だが、『自分が賢いと思っている愚者』は危険だ。何しろ、『馬鹿なのに賢いと勘違いしている』。この場合、行動に移そうとする。自分がさも賢い人間であるかのように振る舞い、しばしば越権的な行為を取ろうとする傾向がある。
かつての私の知人にも、

とかわけのわからないことを言って、ある程度やんちゃな仲間が雁首揃えて酒を酌み交わし、夜の街で暴れまわる自分たちに酔いしれるような人間がいたが、あれから10年、彼らは決して『武将』クラスの人間に成っているということはない。また、違う見解もある。私は7年前、ある部下にこう言った。
『お前は確かに大きな問題は起こさないが、それが逆にお前の足枷になる。お前は決して『レッドゾーン(危険地帯)』にいるわけではない。だが、かといって『ホワイトゾーン(安全地帯)』にいるわけでもない。つまりお前がいるのは一番中途半端な『イエローゾーン(危険でも安全でもない地帯)』。
その生き方をしている以上、お前の人生が急激に変化することはない。むしろ、(自分は別にレッドにいないから大丈夫だ)という正当化が常に活発化し、今以上の自分になることを拒絶する可能性がある。』
そして7年前のその私の助言は、現実のものとなった。彼はあそこでその助言を本気で噛みしめていれば、今のようながんじがらめの結果に転落することはなかっただろう。もちろん彼はまだ若いのでこれからやり直しはきく。だが、過ぎた時間はもう二度と永久に戻ってこない。その決定的な事実を真正面から受け止める勇気が、未来を変えるカギとなる。
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