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太宰治『学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

偉人

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ふむ…。

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目次

考察

『学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。』

 

勉強

 

土が積み重なって地層となるように、『知層』という発想で、知は、人に積み重なっていく。毎日積み重なっているから、かつて積み重ねたものがなんだったか、すぐには思い出せない。しかし、実はしっかりと蓄積されている。例えば私は数年間会わなかった妹と会ったときその歩く後ろ姿に、母の面影を感じた。これは非常に説明しづらいことで妹もそれを間違いなく『無意識に』やっていて私もそのどこが母親の要素を引き継いでいるのかを具体的に説明しづらい。

 

 

だが間違いなく面影を感じたのだ。それは、ちょっと下をうつむきながら歩くとか背中を丸めがちで歩くとかそういう、極めて絶妙な部分、態度、立居振舞から伝わったことだった。妹は確実に母から何かを学び、それを蓄積していた。

 

これを考えた時、自分が『覚えている、いない』とか、そういう表層的な、記憶的な話ではなく、もっと実質的な、記録、蓄積、構築といった部分で、要素として刷り込まれている。そういう印象を得るのだ。

 

意識が酩酊している人が車を運転して(それは絶対にダメだが)、気が付いたら、家に帰っていたということがある。自分が把握できる意識とは無関係の部分で、人は、確実に人生で触れたことを刷り込み、身体の一部として組み込んでいる。そう考えると、出来るだけ『優良な要素』を組み込むことがカギであることが、浮き彫りになるはずだ。

 

 

ただ、ケニアの初代大統領、ジョモ・ケニヤッタはこう言い、

 

アメリカの作家、ホイットマンは言った。

 

その『優良な要素』とは何も『エリート教育』のような、セレブ好みの上品な要素に限ったことではない。ジョモ・ケニヤッタやホイットマンの言う『敵視するべき対象』でさえ『優良な要素だ』ととらえることができる、高潔な心構えを育てたい。その心構えが身につかないのであれば、残念ながらそこにいる人は『優良な人』ではない。

 

優良

 

 

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