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太宰治『安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは生のよろこびを書きつづる。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

偉人

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ふむ…。

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目次

考察

まずポジティブに考えれば、それはとても良いことだ。『勝って兜の緒を締めよ』と言うが、平穏な日々が続いているからといって、明日もまた平穏だとは限らない。

 

孔子は言った。

孔子

 

そこで思い上がって、その平穏が一生続くと思い上がらないように、絶望的な状況をイメージし、それに対する心の準備をする。これは極めて、賢明な人生だ。見るべきなのは以下の黄金律である。

 

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人間が転落するタイミングは、得意になっているときだ。それに、『勝って奢らず、負けて腐らず』と言うが、もし実際に絶望的に見える状況に陥っても、こんな言葉を忘れない。

 

『刑務所の鉄格子の間から、二人の男が外を見た。一人は泥を眺め、一人は星を眺めた。』

 

泥を見るか、星を見るかという選択肢の中、しっかりと星を見るというその心構えは、とても賢明である。見るべきなのは以下の黄金律である。

 

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『安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは生のよろこびを書きつづる。』

 

私は10代の頃、付き合いたての彼女が『別れたとき』のことを想像して泣いたことを受け、少し複雑な心境に陥った。なぜいちいちそんなことを今の内から考える必要があるのか、大事にしてくれる愛おしさと同時に、ある種の窮屈さを覚えたのだ。しかし今考えると、そのような窮屈さはある意味、とても賢明である。その件がそうであるかどうかはさておき、例えば稲盛和夫が、

 

『楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。』

 

と言ったように、『わざわざ悲観的に計画する』のはとても窮屈で自由がないが、しかし、そのある種の窮屈さが人間を支配してくれるのである。その支配というのは、ネガティブな意味ではなく、例えば、ゴロゴロ寝転がりながらドラマの再放送を見ている時、

 

(そんなことをしている暇があるのか)

 

という強い衝動が自分の身体を揺り動かし、まるで『操り糸』に引っ張られるような感覚に突き動かされ、行動をその計画にコントロールされるようになる。

 

コントロール

 

しかしその結果、浪費ではなく、投資的ないい方向に向かうことになり、場当たり的に過ごす人生とは一線を画す人生を手に入れることが出来るわけだ。人間というものは、元来自堕落な生き物である。しかし、思考の積み重ねによって研ぎ澄まされた理性と高潔なプライドのおかげで、唯一無二の命を理解するようになり、この人生で生きる意味を見出せるようになった。そこには、ある種の窮屈さがある。自堕落に流れたい欲望を押しのけ、背筋を伸ばす必要があるからだ。だが、それが人間を人間たらしめる。

 

モンテーニュは言った。

 

 

 

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