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太宰治『人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

偉人

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ふむ…。

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目次

考察

『影響』をどう捉えるかだ。人がコーヒーを飲んでいるのを見て、(あっ、コーヒー飲みたいな)と思い、コーヒーを買ったのであれば、それは間違いなくその人に影響されている。また、認知心理学の権威、苫米地秀人の著書、『まずは親を超えなさい!』にはこうある。

突然ですがあなたは、『コーヒーにしますか? 紅茶にしますか?』と質問されたら、どう答えますか?もし、あなたが『コーヒー』と答えたら、実はそれは親の物真似です。もちろん『紅茶』と答えたあなたの判断も物真似なのです。なぜかというと発達心理学のデータで成人が大人になってから無意識に下す判断のうちの8割9割が親の物真似だといわれているからです。つまり無意識での判断は親の刷り込みによる判断になっているというわけです。

 

親

だとすると、人は親から影響を受け、他人の行動からも影響を受け、自分の行動を無意識のうちに支配されているではないか。そんなことは太宰治もわかっているはずだ。だが、なぜそう言ったのか。そこまで考えると、この言葉が、今私が挙げた問題とは、全く違う次元の話をしていなければつじつまが合わない。ということで、別次元の話に目を向ければいいのだ。すると、こういう考え方が一つ、浮き上がってくる。

 

エマーソンの、自身のエッセイ『独立独歩』でのこの言葉だ。

『だれでも教育を受けている過程で嫉妬は無知であり、模倣は自殺行為にほかならないという確信に達する時期がある。』

 

これを考えた時、浮かび上がってくるのは『唯一無二』というキーワードだ。

 

永井荷風は言った。

 

あるいは、仏教の開祖、ブッダは言っている。

ブッダ

 

天上天下唯我独尊』だと。それは、この世に自分という存在は、たった一人しかいない。唯一無二の人生を、悔いなく生きるべし、という意味なのである。そうだ。我々各人に眠る個々たる要素は、未来永劫として唯一無二である。だとしたら、どうしてそんなダイヤモンドよりも金環日食よりも遥かに価値のある、『命』という個性を押し殺し、生きていくというのか。見るべきなのは以下の黄金律である。

 

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『人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。』

 

『命』は影響など受けない。そういう、命に本来の崇高な輝きを取り戻させる、これは、魔法の言葉なのである。

 

 

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