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太宰治『何もしないさきから、僕は駄目だときめてしまうのは、それあ怠惰だ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

偉人

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ふむ…。

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目次

考察

つい先日この話にピッタリの出来事があった。『THE・ネガティブ』という様な、

 

 

ここで言う『藤木』と『ブラックホール』の様な、そういう人間が部下にいるのだが、彼はもうほとんど『末期』というか、『末期だと思い込んで決めつけて、投げ出している』というところが正しい評価だ。彼は『吃音症』という病を患っているということはあるが、私はそれは全て精神的な根本治療がなされれば、改善すると思っている。それはここに書いたとおりだ。

 

 

彼は今書いたように、あまりにも『決めつけすぎ』なのだ。かつてそのせいで私にした発言の、まあ異次元なこと。それはここに書いたとおりだ。

 

 

さて、そんなその部下が、毎度おなじみ、『先延ばし&責任転嫁&現実逃避』をしてみせた。30歳手前の男のくせに、女々しい声を出して女性店員に甘えだし、

 

『あわよくばこの後逆ナンされてもいいですよ僕は』

 

などという方向に、少しでも思慮を持って行った。彼が、なぜそういうことを期待する人間になってしまったかを書くと、あまりにもまがまがしいものになるので割愛するが、私は彼を小学校から知っているのである。当然私は説教をした。

 

お前、何がやりてえんだよ。

 

説教

 

実は、無意識にでもそういう風に人と慣れ合おうとし、自分や人の人生の足を引っ張ったりすることは、絶対的なタブーとしてこの6年間、話し合われていたことだったのだ。そんなことをしている暇はないと。それだけ、10代、20代で人一倍遊んできたのだと。食事、女、酒、睡眠、あらゆる娯楽、報酬に対する意識が極めてぞんざいで、男の風上にも置けない。『大人』と呼ぶに値しない。つまり、そういう無責任で自分本位な行動が、成長の足を引っ張る彼の問題点だったのだ。

 

しかし彼は、油断してしまった時に必ずそういう風に、『症状』が出てしまうのだ。これをもう、丸6年続けているのである。その度に制裁を受け、反省文を書き、前始末として内省もし、前に進んできた『はず』なのに、結局は見てないところでないがしろにしていた。その結果が、自分の本能を抑えられず、衝動に負けてしまう、弱い人間である今の姿なのだ。

 

私は言った。

 

おい、お前さっきの女性店員に使った言葉遣い、もう一度ここでやってみろよ。

 

すると、

 

お願いします…。

 

などと、二人きりの車の車内における自然な声のトーンで、その声を再現した。

 

なめてんのかテメエ。さっきのと同じ言葉遣いでやれって言ってんだよ。二回同じこと言わせるな。
…お願い、します。
ふざけんなよこの野郎。もっと媚を売って、慣れ合って、水面下に、僕全然この後空いてるんで、お姉さんもしよかったら逆ナンしてきてくれても全然ありっすよっていう軽薄な下心が込められていたさっきの言い方で言えや。
お願いします。

 

ここまでで3回。そして、声のトーンは1回目とほとんど大差ない声なのだ。彼が使った言葉遣いは、そんなものではなかった。

 

はい、時間稼いでも無理。同じのを言うまで一生言い続けろ。

 

そう言って私は、スマホを取り出し、自分のやるべきことをやり始めた。それでも部下は、横で同じように言い続ける。

 

お願いします。

 

 

お願いします。

 

 

お願いします。

 

それを60回ほどやった時の事だ。

おい、お前頭おかしいのかコラ。なにさっきから二人きりの車の車内における自然な声のトーンで喋ってんだよ馬鹿が。もっと破廉恥で、ふざけてて、軽薄で、つまり、この男二人の車内では決して出てはいけない不自然な声色を出してただろ。それをやれって言ってんだよ馬鹿。

 

その時だ。

 

おねがーいしまっす

 

大分近づいてきた。

 

おっ、いいよ。マジでいいよ。近づいた。本当にそんな感じだったんだからな。70%まで来てるよ。

 

おねがっいしまっす♪

 

よし、もういいだろう。ほぼそんな声だ。お前、なんでたださっきと同じ声を出すだけの話を、ここまでこじらせたんだ?お前の異常さが垣間見えるワンシーンだよ。こうやってお前は常に、先延ばしにして、周り(環境)が変わるまで何もしようとしないんだ。さっきの60回、ありゃ一体なんだったんだ?ただただ、時間が無駄に消えただけだぞ馬鹿が。そんでお前、どう思うんだよ。その声を出してみて。
…情けないと思いました。

 

自己分析させてみると、部下はその女性に私が言った通りのことを内心で期待していて、それがその『ふざけた甘え口調』として表面化していて、それは無意識に行われていた。だから、意識的にそれをやれと言われても難しく、ましてや怒ると鬼が100人集まるより怖い、私という上司の前では、『しらばっくれるしかない』という思慮に、頭を回してしまったのである。

 

しらばっくれるしかない

 

内心ではわかっている。だが、しらばっくれて、責任放棄し、先延ばしにし、事故で兄を亡くした被害者を演じていれば、今まで通り、いずれ誰かがケツを拭き、世話をしてくれる。こういう言い訳、正当化、自己弁護が、彼をダメな人間、ダメな方向へと、足を進めてしまう要因になっているのだ。だが、その60回もがいた後、

 

やろうと思ったらたったの2回で出来た

 

恥、見栄、外聞、体裁、誤魔化し、偽り、逃げ、自己防衛、ありとあらゆる余計な情報がぐるぐると頭で回って足を引っ張り、(俺はやれない人間だ)という図式を作り出し、その図式に逃げ、そして甘んじてしまっていたのだ。そして部下は、この6年で300回は聞いていたはずの、インサイド・アウト(内から外へ)の重要性について、今一度理解することになった。周りが変わるのを待つのは『アウトサイド・イン』だ。やろうと思えばできる。だが、やろうと思わなければ人は一生、先に延ばし続けるものである。

 

 

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