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芥川龍之介『他を嘲る者は、同時にまた他に嘲られることを恐れるものである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『嘲る(あざける)』というのは、嘲笑う、嘲笑するという意味だ。人を嘲笑い、揶揄して批判し、見下す様な態度を取る。確かに、私の周りにも『無駄に』そうする人間がいたことが、強い記憶として残っている。何しろ彼は、私の資産を横領して逃げたのだ。なぜ、彼はそんなことをしなければならなかったのか。私は、別に命に支障はないし、かつて悪童だったこともあり、私が思い浮かぶ『落とし前』の付け方は、堅気となった今、やるべきではないと考えて、彼を見逃すことにした。

 

つまり、極端なのだ。私の落とし前の付け方は、ここには書けないような内容である。しかし、それをしたら、せっかく堅気として働いていることが全て無駄になる。そんな落とし前は、堅気じゃなくなった時にいつでも出来るのだから、そう考えると逆に彼が哀れになってきたのだ。何しろ、彼は、私の仕事が永久に順調であることを願い続けなければならない。私の仕事が終わることはすなわち、私の人生の生き方が変わるということだ。それがどういうことかは、想像に任せる。とにかく『横領された』のは私なのだから、私には権利があり、しかし、それを行使しないと言っているのだから、そこに彼への愛情を垣間見てもらいたいものである。

 

さて、彼は思い返すと、芥川の言う様な人間だった。自分が何か真面目な事を喋った後は、必ずチラチラとこちらの表情を伺い、心底の声で話をせず、常に人からなんと言われるか、どう見られるかを気にしているような、臆病な人間だった。そして、それを悟られまいとして見栄と虚勢を張り、人を揶揄して蹴落として、自分の評価を上げる、という最も低俗な手段に甘んじて、自己満足していたようだった。

 

パスカルはこう言い、

 

ルターはこう言い、

 

ソクラテスは、

ソクラテス

 

こう言ったが、『プラチナ資格』を取得して天狗になった彼が必要なのは、智恵と知性である。

 

 

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