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ユダヤの諺『柔軟性を持っている者は、いくら年をとっても若い者だ。』

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考察

よく『最近の若い者は』という人間がいるだろう。彼らの言い分が正しければ、『古ければ古い人間ほど、優れていて正確である』ということになってしまう。

 

では、病に対して無知だった時代や、祟りや生贄などについて真剣に考えていた時代、あるいは、さらし首があったり、不倫相手を切り殺すことが許可されていた時代の人間は、『優れていて正確』なのだろうか。ちょっと考えればわかることだ。

 

小説家の梅崎春生は言う。

 

『壮年』と『中年』は違う。熟達した『壮年』なら、いくつになっても柔軟性、つまり環境適応能力のある生き方をしてみせるものだ。

 

船

 

また、『流動変化が避けられない』という事実について考えてみる。これは、真理だ。絶対に受け入れなければならない。『人が死ぬ』ということと同じくらい、これは、受け入れる、受け入れないに関係なく、断固とした真理として存在するものである。

 

しかし、それを受け入れないとする。そうすると、そこにいるのは『凝り固まった人間』であり、『固着』している。固着とは、そこに物がしっかりとくっついている様子を表す言葉である。

 

そして、その人が固着している場所は、『過去』だ。過去に固着している人間に『若い』人間はいない。若さとは常に、『今』を生きる者の上にある。

 

 

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