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フロイト『自ら進んで求めた孤独や他者からの分離は、人間関係から生ずる苦悩に対してもっとも手近な防衛となるものである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

これは現実から逃避する人間への揶揄たる皮肉でもあるし、真理を探究する崇高たる人間への称賛の言葉でもある。『自分から集団から離れることを決意』した。それをフロイトは、『最も手近な自己防衛の手段だ』と言った。だが、『集団から離れる決意』の中には、『現実逃避』的にそうした人もいれば、

 

真理を理解していない人間と一緒にいても話が合わない

 

あるいは、

 

真理を理解するためには人間と一緒にいてはだめだ

 

と考えた、ブッダソクラテスのように、知性を愛した故にそうした人間もいる。

 

カメラ

 

とにかくフロイトの言う通りだ。『集団』とは往々にして無知で愚かで、意志が無く、人目を気にして恐れている。

 

会衆、モッブ、パニック』という集団心理があって、『会衆』とは、受動的な関心で集まった人達の事。『モッブ』とは、強い感情に支配された集団の事で、暴動が起きるケースなどにあたる。『パニック』は、突発的な危険に遭遇して、群衆全体が混乱に陥ることであるが、この集団心理を考えても、前述したように『集団』には、意志があるようで、まるでない。そのような連中と一緒に行動することは、ストレスでしかないのだ。

 

ソクラテスはこう言っている。

たしかに大衆の言葉が、世間の常識かもしれないがね。彼らは、軽々と人を殺しながら、少し時間が経てば、生かしておけばよかったと、そんな気まぐれな人たちなのだよ。』

 

ここまで考えるともはや『集団』と共に行動するメリットが見当たらない。もちろんメリットはあるが、覚えておいて損はない概念だろう。もし『集団』に疲れたら、離れればいい。すぐに、知らず知らずのうちに溜まっていたストレスから解放されて、気が楽になるだろう。

 

 

 

 

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