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アインシュタイン『合理的に考えたからといって、社会生活に生じる問題をすべて解決できるわけではありません。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『合理』というのは、 『理に適っている』という意味だ。では、儒教において孔子孟子の次に重要な人物、荀子のこの合理性について考えてみる。

『終身の楽しみありて一日の憂いなし。』

 

今日一日は辛いかもしれないけど、一生という単位で考えれば、なんてことはない。例えば『登山』だ。そりゃあ最中は大変な思いをするだろう。脚も棒のようになり、高山病にかかることも稀ではない。しかし、それは『登山』という挑戦の、一つの過程でしかない。登頂したときのあの感動。また、その後下山して、振り返った時に沸き起こる充実感。これを考えたら途中の苦労など、むしろ必須項目である。そう考えることは極めて合理的だ。

 

 

そもそもドーパミンという報酬系物質は、苦労の道を通ることで放出される。迷路を抜けた時、大変な仕事をやり遂げた時、難解な試験や勉強を突破したとき、そう考えると、途中の苦労は必須項目なのである。

 

では、家族が凄惨な事件に巻き込まれ、殺されてしまった遺族の場合は、どうすればいいだろうか。その事件は、本当に『必須項目』だったのだろうか。遺された遺族が『人生を楽しむ』為の、『必須項目』だったのだろうか。

 

いや、違う。断じて違う。

 

アインシュタインは言った。

 『合理的に考えたからといって、社会生活に生じる問題をすべて解決できるわけではありません。』

 

この世では、理屈では解決できない問題がある。この世には、『カオス』というものがあるのだ。どう転ぶかは全く想像できない。例えば、パチンコ玉の動きを毎回のように正確に予想することは不可能だ。

 

ニーチェは言った。

『論理は完全な虚構の見本である。現実の中には論理などは存在せず、現実はまったく別の複雑極まりないものである。我々は実際の出来事を思考においていわば簡略化装置で濾過するように、この虚構を図式化することによって記号化し論理的プロセスとして伝達および認識可能なものとする。』

 

 

この世を合理的に考えることができると思う人は、この世が論理で説明できると思っている人だ。だが、論理は完全な虚構の見本である。だからこそ合理的に考えても社会生活に生じる問題をすべて解決できないのだ。

 

 

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