偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
目次
考察
『他人のことに関心を持たない人間は、苦難の道を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかけることになる。人間のあらゆる失敗は、そういう人たちの間から生まれるのです。』
例えば私の部下に、売り上げをダッシュボードに入れてそのまま車に放置したり、サイドブレーキをかけないで停車することを、『大したことないだろ』と思っていた人間がいるが、彼が上司である私からその後どういう指導を受けたかはさておき、その前に考えるべきこととして、こういうことがあった。
私は以前、ちょっと疲れていたこともあり、サイドブレーキをかけずに(かけたつもりでいた)家の前に停車し、ちょっと家族と話をして、元に戻ってみると、停車してあったはずの車が無く、坂道の下の電信柱にぶつかって、止まっていた。後10メートル下に下がって、道路に出てしまったら、人を轢いたか、走行する車に当たって、取り返しのつかないことになっていたのである。
もう、これをこうして冷静に書けているだけで、私は幸せだと思わなければならない。もしかしたら今私は、まだ刑務所に入っているかもしれないのだから。いや、それどころではない。人の命が奪われたかもしれないのだ。私が部下に強く指導をする理由がわかったはずである。
『大したことない』。そう思っている全ての事が『大したこと』だから、全ての人々が『後始末』に追われる人生を送ることを余儀なくされるのだ。『前始末』でなければならない。そこまで考えた時、アドラーの言葉は重くのしかかる。
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