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吉田松陰『聖人・賢人の言行や教えを記した書を読む際に一番大切なことは、その内容に媚びへつらわないことである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

心底から共鳴するのと、媚びへつらうのでは違う。何が違うかというと、『合致』したか、『同調』したかという違いだ。『手を握った』か、『取り込まれた』かという違いだ。『理解』したか、『洗脳』されたかという違いだ。そこにあるのは『意志』の有無。自分の意志と合致し、それを強化する為にそれらの言葉と手を握り、堅固にする。

 

 

それには当然、その言葉の意味を、その言葉を言った心の様相を、理解していなければならない。

 

『コーティング』だ。今までの赤に、更に強い赤を塗ってコーティングする。

 

 

そこに、『違う色』を塗られることは、『同調』であり、コーティングではないのだ。元々その要素(赤)があったのなら、問題ないのだ。そこを更に強化してコーティングできる。だが、無いし、しかも別の色(例えば青)しかないのに、そこに、さも赤があったかのように振る舞って上塗りするのは、同調である。追従だ。

 

例えば、せっかく、(人を殺すのはいけないことだ)という良い色を持っていたのに、カリスマ的な偉人の言葉に心を突き動かされ、(やっぱり人は殺したほうがいいよな)と、同調してしまうことは、愚かだ。いかに聖人君子と言えども、その時代特有の異質な情勢は、結局『異質』なのだ。それが『その言葉に出会った時代』と合致しない場合もある。(やむを得ず剣を刺した)人と、(剣を人に刺したくて仕方ない)人とでは、そこにいる人間像に、甚大な差が開く。

 

 

 

 

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