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ヴォルテール『人は、刃物をふりかざさなければ、この世で成功せず、しかも、死ぬときは手に武器を握って死ぬのだ。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

これをまずそのまま『戦国時代』の様子を思い浮かべて解釈すると、確かにその時代、そうして戦を繰り返し、地域を占領し、支配下を増やし、力ある者が、富と地位を築いた。そして、戦で命を落とした人間は大勢いて、彼らの手の中には剣や弓が握りしめられていたのだ。では、現代に当てはめて考えてみたらどうだろうか。現代では、もちろん近隣国同士の争いや、テロリズムはあるが、もう、世界大戦という規模の戦は行われていないわけで、

 

アインシュタインも、

 

と言ったように、むしろ次に大戦が起きてしまったら、地球は終わりである。だとしたら、人々は必ずしも、刃物を振りかざす時代に生きていることにはならない。だが、これがもし、私の恩師が言ったような、

『厳しくなければ生きていけない。でも、優しくなければ生きる資格はない。』

 

という前者、つまり『厳しい人格を備え持つ』という要素を『刃物』だと言っているのであれば、確かに現代社会は、その通りだ。世を渡るときは、時にそうした『自分の本心以外の要素』を振りかざさなければならない場面がある。それは文字通り『自分の肉体・本心』ではないわけで、だとしたらそれは『道具』とも捉えられ、その中で、時に人を傷つけることもあるかもしれない『刃物』と表現することは、いささか、腑に落ちる表現となるわけである。

 

そのうちの代表的要素は、『金、権力、見栄、虚勢』であり、確かにそう考えた時、人はこれらの『本心(本質)とは違う要素』を振りかざし、積極的に攻めていかなければ『成功(群を抜いて突出)』せず、それは、こうして冷静に考えてみると、とても虚しい行為だ。命が燃え尽きるその瞬間まで、それらの外部要素に支配され、生きていく虚しさ。そこに、唯一無二の命としての矜持があるかどうか、自問させられるのである。

 

ソクラテスや、

ソクラテス

ブッダ

ブッダ

 

彼らの様に、それとは真逆の人生を生きた人間もいるのだ。人間の真の生き方とは、どういう生き方だろうか。

 

 

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