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セネカ『耐えがたきに耐えたことは、想い起こすごとに愉快である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

セネカはこうも言う。

 

過去、確かに絶対に忘れてはならない記憶と、忘れられないトラウマはある。しかし、何があったかはもうどうでもいい自分もどこかにいることは確かだ。過去にいつまでも固執したくない。そういう自分がいるのは、この一次元の時の流れを生きる身として、とても健全である。例えば『過去の栄光』だってそうだ。いつまでもそれにすがって生きていくのは無様だ。

 

栄光

 

ある企業は、かつて世界が認める圧倒的な企業だったが、時間が流れ、創業者は死に、経営者は受け継がれ、血も薄くなっていき、そしてついには何千億単位の大幅な赤字転落を、何期も連続で出すようになってしまった。

 

過去は過去。今は今。時は流れ、時代は変化する。忘れてもいい記憶、忘れなければならない記憶は、きっとある。そう考えると、今、目の前に立ちふさがっている大きな大きな試練の壁は、後で振り返ってみれば、きっと良い思い出の一つだ。そう考えれば人は、ただただ今を全力で生きることが出来るはずである。見るべきなのは以下の黄金律だ。

 

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今この瞬間を全力で生きれば、明るい未来はきっとやってくる。

 

また、『耐える』ということでいえば、見るべきなのは以下の黄金律だ。

 

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ドラッカーは言った。

 

基礎を積み上げ、土台を作り上げる。そういう時間が、いつまでもいつまでも続くことになる。そんな時、もし心が折れそうになったらドラッカーの言葉、そしてここに挙げた黄金律を見るといいだろう。34歳になった私も、この半生で色々なことがあった。もちろん、70、80歳から見たらまだまだひよっこ。だが、

 

キリスト

 

キリスト

 

彼が死んだのは33歳だ。だから私はここまで生きればもう十分生きた。長く生きればいいということではない。どれだけ色濃く生きたかが人の一生を決めるのだ。見るべきなのは以下の黄金律だ。

 

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その私が歩いてきた道は、とても穏やかとは言えない道だった。だが、私はこれから先の人生がまだまだ続くのであれば、今までよりももっともっと厳しい道でいいと覚悟している。

 

『耐えがたきに耐えたことは、想い起こすごとに愉快である。』

 

なぜなら私はセネカの言うように、その厳しい道を歩いてきた過去を振り返って、心が充足することを覚えるからだ。

 

吉川栄治は言った。

 

我々の人生のハイライトは、厳しい道を命がけで歩いた、その時なのだ。

 

中腹

 

 

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