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ルソー『自然はけっして我々を欺かない。我々自身を欺くのは、つねに我々である。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

ルソーはこうも言っている。

『自然を見よ。そして自然が教える道をたどっていけ。自然は絶えず子供をきたえる。』

『自然と美徳は、社会や財産の産物である学問と芸術によって害される。』

『科学や芸術は一種の贅沢にすぎない、虚偽の装飾にすぎない。』

 

そう考えると、見えて来るのは『人為的』かそうじゃないかということである。ルソーは『社会制度』にさえ首をかしげた人間である。ルソーが書いた自身の著書『人間不平等起源論』の文中にはこうある。

「人間が一人でできる仕事(中略)に専念しているかぎり、人間の本性によって可能なかぎり自由で、健康で、善良で、幸福に生き、(中略)しかし、一人の人間がほかの人間の助けを必要とし、たった一人のために二人分の蓄えをもつことが有益だと気がつくとすぐに、平等は消え去り、私有が導入され、労働が必要となり、(中略)奴隷状態と悲惨とが芽ばえ、成長するのが見られたのであった」

 

 

つまりルソーは、『人間は元々平等だったが、 その平等さを追い求めた結果、『不自然な不平等』が起きた』と言う。それが『法律』、『政治』、『家族』、『勤労』といった『社会制度』であり、地位や名誉、そして財産による階級の差異、差別化である。

 

フランスの哲学者、サルトルも、

 

と言っているが、『欺く』、『嘘をつく』、『捻じ曲げる』ということをするのは、やはり人間であり、それらは全て人為的であり、どのみち自然が創り出したものではない。人間本位な観点が故に逆らっているケースもあるだろう。

 

ガリレオは言った。

『自然はわれわれの知性にとっては限りなく驚嘆すべきことを、最高度の容易さと単純さとで行なっている。』

 

『複雑』で『驚嘆』だと思うのは、人間だけだ。そして、『それが故に』出来上がった一切の人為的なものは、人間本位かつ虚像である可能性が高い。

 

 

 

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