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魯迅『世間の人は、サーベルは軍人を指揮するものだと思っている。それが文人も指揮できることには気がついていない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

偉人

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ふむ…。

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考察

この話は少し奥が深く、正直、逆に魯迅の言う通りの社会だからこそ、世界にある程度の秩序が保たれているという決定的な事実がある。つまり、サーベル(武器)を手にして、それを振りかざしたことが無いのだ。だからその世界は、未知の世界で、想像上の世界。想像上のその世界でサーベルを手にしているのは、常に軍人なのであり、自分とは無縁の世界だと解釈するということだ。

 

私は様々な経験をしているので、両者の心理の違いをこと細かに説明できる。まず、私も中学時代までは、人も殴ったことが無いし、武器を持ったことも当然ない。

 

しかし、『当然』と言うが、少しまでの時代であれば、その年齢でも武器を持たなければならなかったわけであり、だとしたら私の言う『当然』というのは、軽く受けがなす程度のものでいい。とにかくその時代は、殴る人の気持ちも、殴られる人の気持ちもわからなかった。
未知の世界だ。自分とは無縁の世界だと思ったし、そこには恐怖があった。

 

時間は流れた。私は正当なケースの話なら、剣道とボクシングをやり、アウトローの話で言うなら、そういう行動を取った。すると、そこに芽生えたのは、間違いなくかつての自分の心にはなかった感情。

 

それは、(何だ。人は案外簡単に死んでしまうぞ。)というものであり、(人を殺せるのは凶悪犯とか、喧嘩がめっぽうに強い、力持ちだと思っていた。)というものであり、確かな新境地だった。それは、そういう経験を積まなければ一生見えなかった境地だ。だから私にはよくわかっている。かつて、見えなかった時代があり、そして今はそれが、見えている。

 

ということを踏まえた上でもう一度この言葉を考えてみると、冒頭に書いた様に、逆に魯迅の言う通りの社会だからこそ、世界にある程度の秩序が保たれているという決定的な事実があることがわかるはずだ。

 

 

 

 

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