偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
太宰治は言った。
我々が本当に無私無欲で没我的であれば、なぜ、今日を生きながらえているのだ。今、この瞬間も人が死んでいるだろう。少しのパンと、お金があれば命を繋ぐことが出来る。知識も、技術もそうだ。それを分け与えないで、見て見ぬフリをし、今日も明日も生きていく。それが人間の実態だ。
『美しい家族愛』などと。自分と自分の家族だけが生きればそれでいいのか。違うならなぜ助けない。あるいは、助けたとしよう。その命を助けて満足した刹那、また違うどこかで人は死んでいる。理不尽に遭っている。罪に犯されている。だとしたら人間が出来ることなど限られている。人間は結局、何をすることもできない。無力だ。無知だ。何をしたって、水の泡なのだ。
50億年後、太陽が燃え尽きえて地球で生きていけないときがくるといわれている。だとすると地球の寿命は100億年だ。その中で、人間の寿命はどれほどのものだろうか。
何の為に生きているのか。何をする為に命を繋ぐのか。この延長線上にあるのは何だ。虚無か。あるいはそれでなければ何だ。世の為、人の為に何かをやった。そしてノーベル平和賞を取った。だがどうだ。別にそんなことは知らない。そんな人間が世界のどこかに大勢いる。だとしたら『世の為、人の為』になっていない。『世』とは世界だ。『人』とは70億人だ。
そうだ。我々は、自分が見える範囲のものしか見ておらず、自分が救える範囲しか救うことが出来ず、あるいはそれすらも救うことが出来ず、今日も、明日も、そして今までも未来永劫として、生きながらえている。
モンテーニュは言った。
我々が生きなければならない人生とは、どういう人生だろうか。
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