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マザー・テレサ『貧しくなりたいと願って、貧しい人と同じような生活をしながら、同時に高価な物を捨てきれないでいる人々がいます。これは、ぜいたくとしか言いようがありません。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『キリストは富んでいたのに、貧しい者となられました。富んでいたにもかかわらず、貧しくなり、貧しく生き給うたキリストに倣いたいのなら、私達もまた、同じように生きなければなりません。貧しくなりたいと願って、貧しい人と同じような生活をしながら、同時に高価な物を捨てきれないでいる人々がいます。これは、ぜいたくとしか言いようがありません。二つの世界の一番いいところを両方とも味わおうとしているのですから。』

 

 

まず考えたいのは、『キリストが生まれた2000年前』という環境と場所である。そこにいたとき、『裕福と貧しさ』があった。そしてキリストは『貧しさ』を取った。それは一見すると、とても尊い行動に見える。『ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサ』いうフィルターを通して、尚の事その説得力は上昇する。

 

だが、その時代に生きた、遠い異国の人間がいる。キリストの手の届かないところで、理不尽に死んだ人や、贅の限りを尽くした人がいる。その時代に『裕福と貧しさ』があったのであれば、間違いなく他国でもそれがあったことになる。

 

では、キリストの一生について、他の国の人達は、まず、『知っていた』だろうか。知らないのなら、知らない場所で、キリストがそうして、激動的な一生を送った。そのことを、まるで我々が遠い異国で起きた事件に無関心の様に、我々の国で起きた歴史的大震災のことを、

 

ああ、あの津波があった国よね。

 

と明らかに温度差のある声で言う遠い異国の人がいるように、その他国の人達には、キリストの一生は別に響かなかったはずだ。そうなると、『キリストの独りよがり』だった可能性もある。別にキリストの一生は、『人間の模範かつ代表』だということにはならないのだ。

 

しかし、それ以外の人達に『人間の模範かつ代表』がいるとも私は思えない。もしいるとしたら、『四聖』に数えられる、

 

孔子

孔子

ソクラテス

ソクラテス

ブッダ

ブッダ

キリスト

キリスト

 

のうち、誰かだという事はわかる。わかるが、私がまず引っかかるのは、冒頭にも書いたとおり『彼らの生きた2000~2500年前』という時代なのである。普通に考えて、その時代に聖人君子が集まっている、ということはおかしい。どう考えても、『記録と記憶がおぼろげな部分』であり、そこに『伝言ゲーム』的な意見のズレが重なり続け、ブッダは神格化され、ソクラテスは神格化されず論語読みの論語知らずが現れ、そしてあるいは、キリストの復活の話がまかり通ったのだ。

 

もし『記録に正確性が出てきてからキリストが復活した』ということであれば、私も信じただろう。そこを軸にして、この世を考える、信仰に敬虔な人間になっただろう。だが、『見えているものがあるのに、見えないふりをして生きていくのは、盲信であり、現実逃避』だ。

 

聖書の知恵の書には、

 

とあるが、別に私は『だけに囚われている』わけではない。見えないもの、例えば、酸素や、微生物、常在菌、ダークマターや、道路工事で殺されることを余儀なくされた昆虫や動物や、人の心や、本質や、真理といった『目に見えないもの』を軽んじていない。

 

昆虫

 

しかし例えば、『目の前で子供が車に惹かれそうになっている』のを見た時、

 

目に見えるものだけに囚われてはいけません。あれは別に、幻か何かのケースも考えられます。

 

と言っている様では、精神病院に入院する必要がある。つまり、『見えているものがあるのに、見えないふりをして生きていくのは、盲信であり、現実逃避』だ。

 

いや、このままだと10万文字くらいになってしまうので結論はここでは出さないが、しかし、義と利、人間は、そのどちらを追えばいいのだろうか。ここまで『お金』が浸透した中、それがあったら、人が死ななかったし、罪も犯さなかった、そういうケースが、腐るほどあったのだ。人々を助けるために開発する薬も、そこにかける費用が必要であり、その為には事業をして、お金を集める必要があり、だとしたら、全ての人が『貧しさ』を追うようでは、『豊かさ』が実現しないのだ。

 

とにかく一度ここでやめておこう。

 

 

 

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