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マザー・テレサ『それは確かにわずかでした。でも、彼の持ち物すべてだったのです。それは、私にとってノーベル賞以上の感動を与えてくれました。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

『夜の10時頃だったでしょうか。ドアのベルが鳴りました。私がドアを開けると、一人の男の人が寒さに震えて立っていました。「マザー・テレサ、あなたが大きな賞(ノーベル平和賞)を受賞なさったと聞いたとき、私もわずかですが何か差し上げたいと思い立ちました。これが今日私がもらったすべてです。何卒、お受け取り下さい」それは確かにわずかでした。でも、彼の持ち物すべてだったのです。それは、私にとってノーベル賞以上の感動を与えてくれました。』

 

 

1億円所有している人が1000円手放すのと、10万円しか貯金がない人が1000円手放すのとでは、その重みは違う。いや、確かにお金の価値は同じなのだ。1億円所有している人が、1円を軽んじているということではない。その人にとっても、どの人にとっても、1円は1円。お金の価値は、常に普遍的なのである。

 

だが、ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンが提唱する、『プロスペクト理論』を考えて見た時、人は、『価値を相対的に見る』傾向があることがわかるのである。つまり冒頭で書いたことだ。それぞれの立場での、1000円の価値の話である。確かに紙幣価値は同じだ。だが、持ち金が少なくなればなるほど、まるで自分の身体の一部をもぎとって渡すかのような、そういう、自分本位ではない、没我的な愛が要求されるのである。

 

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マザー・テレサが受け取ったのは『お金』ではない。彼の『没我心(愛)』だったのだ。世界中の人が没我的になれば、世界平和は実現される。そう願っていたマザー・テレサにとって、そのひと時は、生涯忘れることが出来ない出来事だっただろう。ちなみにここの2つの記事を書き加えておこう。このサイトの集大成であり、難易度が高い記事であり、核心をついている。

 

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