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ガンジー『自分とは異なる考え方を受け入れられないのも、暴力のひとつの形です。それでは真の民主的精神は、一向に育たない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

赤や青、黄色や緑、ダイバーシティ(多様性)を認めるからこそ、この世は楽しいものになる。色(多様性)の無い世界は、どうも味気ないし、生きた心地がしない。それに、例えば『白黒』だけの世界であれば、なんだか『白』の方が、明るい。明るくて、好印象だ。ずるい。黒が常として悪役というか、引き立て役となり、白だけが妙に『天使面』をするようになる。

 

だが、ダイバーシティがあるなら、そうはならない。そんなことも一つの大きな理由である。だが、ダイバーシティの中で、例えば異国、異文化、異宗教というものがある。そして、それが戦争を生んでいるという事実がある。

 

戦争

 

では、それはいいのだろうか。そこから決して、目を逸らしてはならない。そう考えると何だか、統一した方が良いような気がしてきた。だが、おそらくそれではだめだろう。冒頭に書いたとおりだ。では、どうすればいいのだろうか。

 

どうもこうもない。人間がどうにかする問題ではないのだ。ダイバーシティはあるのだ。それが事実だ。それを、『ないことにする』ことは出来ない。人間が決めることではないのだ。人間のことなのに、人間が決められない。何だか妙な話だが、例えば、人間は、人間のことなのに、人間の『死』を止めることが出来ない。天災を避けることが出来ず、命を落とすことがある。不治の病もそうだ。

 

我々人間、それどころか、一切の森羅万象に、このダイバーシティがある。まずそれを絶対条件として受け止めたうえで、では、どうすれば調和できるだろうか、ということについて、人間が協力して考えなければならない。こういうことが問われているのである。

 

ダイバーシティ

 

『自分とは異なる考え方を受け入れられないのも、暴力のひとつの形です。それでは真の民主的精神は、一向に育たない。』

 

私は以前、『一日中ゲームをしている女性』の人生を、軽く否定してしまうことがあった。彼女はいい年齢なのに、結婚をまだしていない。それなのに、仕事以外のほとんどの時間をオンラインゲームに費やしているようで、それが少し不健全であり、常識から逸脱していると、ほのめかしたのだ。『ゲーム依存症』なる新しい病気のカテゴリーが作られたのは、そのたった一日後のことだった。私のその発想は常識的であり、あまり的は外していないことが証明されたわけである。

 

オンラインゲーム

 

だが、その人は別に、ゲームばかりして他に何もできないほどの依存症に陥っているわけではない。しっかりと仕事をしているのだ。だからこの病気の範囲内とは言えない。たしかに、年齢と性別的な問題はある。そのままその『居心地のいい場所』に甘んじ続けると、もしかしたら結婚できないかもしれないわけだ。だから私が抱いた違和感も、あながち大きく的を外してはいないだろう。彼女の両親はあまりいい人ではないらしいが、きっとまともな両親であれば、年頃の女性に『ゲームばかりしていないで、早く結婚してほしい』と願うことだろう。

 

しかし私はその話の後にすぐに自分の違和感に気づいて、彼女に謝罪のメールをした。少し偉そうに語ってしまったという違和感が残ったからだ。そういう対応は早ければ早い方がいいと知っていた私はすぐにそう行動し、何とか両者の尊厳を守ることに成功したが、彼女がそのときに返した言葉が、今回のガンジーの言葉とリンクするものである。

 

話せてよかったね。いろんな生き方あるからね。

 

色々な生き方がある。彼女がこの言葉の意味を熟知しているかどうかはさておき、それが事実であることは確かだ。もし、子供を産めない運命を背負わされていたらどうする。生涯独身で生きていたって、その独身時代に何をしたって、他人がそれについてとやかく言うことはできない。

 

独身時代

 

とにかく頭に焼き付けたいのは、この世には多くの人間がいて、そのすべてが賢明な人間ではなく、往々にして人間は未熟であるということだ。だから多様性があるが、その多様性の存在が正しいかどうかはわからない。だからこそ、いじめや暴力、テロや差別や戦争が行われるのだ。多様性を認めるのであれば、そうした事実も認める必要がある。『彼は彼の生き方があるから』として、テロリストを正当化する必要がある。そうじゃないなら、『人間は往々にして未熟』なのだ。

 

下記の記事がある。

 

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これを理解できる人は、その未熟者から少しだけ殻を破れる人間である。真理(愛・神)から逸れれば逸れるほど虚無に近づく。もし、彼女が自分の人生に虚無を少しでも覚えていて、それを穴埋めする為にゲームをしているのなら、それはアルコール依存や麻薬依存症と同じ、現実逃避ということになる。そうじゃないなら、彼女の人生は正当化されるだろう。

 

 

 

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