偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
例えば、空海の師である、
ブッダは言った。
- 『愛別離苦(あいべつりく)。それすなわち、人生は自分の思い通りにならないという悟り。』(超訳)
- 『諸法無我(しょほうむが)。それすなわち、全ての物は、自分の物ではないという悟りである。』(超訳)
- 『求不得苦(ぐふとくく)。それすなわち、実現不可能な願望に心を奪われ、苦しむこと。』(超訳)
- 『怨憎会苦(おんぞうえく)。それすなわち、生きていれば嫌われることも苦しむことも避けられないということ。』(超訳)
- 『一切行苦(いっさいぎょうく)。これすなわち、すべての衝動は苦しみの根源であることの悟り。』(超訳)
これらを『本当に』理解すれば、そこにある心はとても『綺麗』だ。清廉潔白だと言っていい。何しろ、森羅万象規模の目線を持っている。自分本位でもない。人間本位でもない。『森羅万象規模』の目線があり、それこそを『清らかで綺麗な明るい心』と呼ぶのである。それ以外は違う。
では次に、キリストの教えで考えてみよう。
映画『ブラック・スワン』の監督がメガホンを取った『ノア 約束の船』では、主人公のノアが、神の啓示を受け、人間が汚したこの地球を一度洪水でリセットするから、代表的な動物を箱舟に男女ペアで入れて、新世界を生きるというストーリーが繰り広げられる。その時、ノアの妻は、自分の子供を守ろうとするが、神から使命を授かったノアは、その判断は『人間本位で醜く、公明正大ではない』と捉え、『そういう人間のエゴが原因で地球がリセットされることになったのだ』という、『神の規模』の行動を取ることを、断固として腹に据えて覚悟していた。
しかし妻は、『自分の子供の命を大切に思って何がいけないの!』と慟哭する。ノアとて家族は大事に決まっているが、しかし、『神の規模』に従うことこそ、自分の使命であると確信していて、我が子に剣を突き刺そうと手を振り上げる。続きは映画で観た方が良い。しかし、これらを総合して考えた時、空海の言葉は、どう響いてくるだろうか。
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