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アリストテレス『高潔なる人物は恩恵を施すことを好むが、恩恵を施されることを恥じる。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『高潔なる人物は恩恵を施すことを好むが、恩恵を施されることを恥じる。人々に恩恵を施す者は、他人より愛されるよりも多く、自分を愛する。孤独を愛する者は野獣、もしくは神である。』

 

人に様々な恩恵を施しておいて、自分にそれをして返されることを恥じ、博愛に満ちていて、達観しているようで、自分の事を最も愛しているというのは、確かに、一見すると『孤独な人』というイメージが浮かぶわけだ。やるだけやって、お返しを拒み、かつ、自己満足しているのだから。そこにあるのは、一方的な姿であり、一歩間違えれば『野獣』である。野獣は、エゴ(我)をむき出しにして、自由奔放に生きているわけで、どちらにせよ一方的だ。人々は、一方的ではなく、意志の疎通を図り、共有したいのだ。

 

しかし『神』という概念を、『神=真理=愛』とした場合、『恋は奪うもの、愛は与えるもの』なわけだから、『愛=一方的』という図式は成り立つ。また、『真理』で言うなら、エマーソンはこう言った。

Pythagoras was misunderstood, and Socrates and Jesus, and Luther, and Copernicus, and Galileo, and Newton, and every pure and wise spirit that ever took flesh. To be great is to be misunderstood….

(誤解されるのはそんなに悪いことだろうか。ピタゴラスは誤解された。 ソクラテスイエスルターコペルニクスガリレオ、 そして、ニュートンも誤解された。古今のあらゆる清純で賢明な魂も誤解を受けた。 偉大であるということは誤解されるということだ。)

 

あるいは、ショーペン・ハウエルが、

 

と言ったように、『真理=時に人間の目に残酷に映る』ものであり、それは『真理=一方的』だという図式が成り立つのだ。だとしたらそれに『=』となる『神』とて同じだ。ということは、高潔な人物とは『神=真理=愛』を味方につけた人間、あるいは、それそのものであり、だとしたらそれは一方的でよく、つまりそれは『孤独』ではなく『孤高』ということになる。『人からの見返りの為』に行動したのではない。自分が断固として確信している『神=真理=愛』に従って行動したのだ。

 

 

 

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