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小林一三『成功の道は信用を得ることである。どんなに才能や手腕があっても、平凡なことを忠実に実行できないような若者は将来の見込みはない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

信用を築き上げるには、膨大な時間と労力を要する。しかし、その信用を損なおうとしたら、たった一度の不祥事で充分である。何のことは無い。図解版で見れば一発だ。こういう積まれたコインがあって、このコインが一日一つしか置けないとする。それを一番右にまで積み上げるのは、膨大な労力と時間を費やさなければならない。

 

 

だが、これを崩すのは簡単だ。そこに慎重さなどいらない。単純に、安易に、容易に、何も考えずにパッと叩いて、グシャっと潰れる。だが、『積み上げる作業』はそう単純ではない。何しろ、パッとコインを鷲掴みにし、ジャラっとそこへ投げても、上の様にコインが積み上げられることは絶対にない。

 

どんなに偶然の偶然が重なっても、一番右の様に整列してコインが並んで重なることは、人間の歴史で100万年という時間があっても、その数は『ゼロ』である。物理的にそうならないのだ。磁石や手品はもちろん使ってはならない。むしろそういうトリックのような小手先のテクニックは、確かに一つの才能ではあるが、その喜びは刹那である。やはり、長く付き合っていこうとなると、どうも胡散臭くて信用できない。

 

しかし、ある日、一番右の様に積み上げられたコインの山を見た時人は、心を揺り動かされる。

 

(一体ここまで積み上げるのに、どれだけの努力を重ねただろうか。)

 

松下幸之助からその名を継いだ現代の経営の神、稲盛和夫もこう言っているように、

『同じ山があったとき、Aの山は、どういう風に出来て、何で出来ているかもわからずいつの間にか出来ていた山で、Bの山は、10年20年30年かけて、少しずつチリを積もらせ、山にしたというとき、人は、Bの山を信頼するのではないだろうか。外部からの信頼だけじゃない。Bの山は、人として、企業として、とても強靭で、逞しく、生きがいがあるのである。』

 

 

『確かな一歩の積み重ねでしか、遠くへは行けない。』

 

ということなのである。

 

 

 

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