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稲盛和夫『リーダーという存在は、相手が聞く耳をもっていようともっていまいと、自分の信じるところを諄々と部下に説いていき、心から納得させなくてはならないのです。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『リーダーという存在は、相手が聞く耳をもっていようともっていまいと、自分の信じるところを諄々(じゅんじゅん)と部下に説いていき、心から納得させなくてはならないのです。』

 

 

『リーダー』というのは、指導者、案内人、統率者、指揮者、という意味であり、その人物の役割とは、読んで字の如くである。『リードする』のだ。その対象は往々にして、『リードを求める人』である。だとしたら、部下に対するリーダーの取るべき態度は決まっている。傲慢不遜で、高慢ちき、特権の乱用の如く越権行為を働く、…の、真逆である。

 

『諄々』というのは、何度も何度も繰り返すことの意味。教育の神、森信三は、

 

と言ったが、この二人の『神』の言葉は、一致している。何しろ、『書き換える』のだ。今までインプットされてきた、間違っているパラダイム(価値観)を。それは、容易ではない。たまに抜群の学習能力を持った人間がいるが、往々にして、それは期待しない方が良いだろう。後の人々は皆、自分が今まで生きて来た人生(思い出)を、否定されたくない。その『書き換え』をするというのだから、一朝一夕にはいかないことを覚悟しなければならない。

 

書き換え

 

追記:この記事から4年。例えば私は今、吃音症で悲観的な考え方を持った部下を持ち、もう10年の月日が経った。私は彼のリーダーである。指導者であり、教育者だ。電話営業では飴を舐めながら、遅刻したときは言い訳を、手柄は横取りにし、そういう腐ったところから彼を見てきて、もう10年が経った。彼は今、ほとんどその本質を変えていない。人間というものは、とことん愚かな生き物である。いつまで経っても自立することができないのは、もはや私が彼を見捨てないから、そしてまだ彼の両親が存命だからということ以外にはない。

 

彼が真の意味で自立するのは、彼の周りが皆いなくなるしかない。彼はもう結婚も子供も諦めたという。この10年で出した答えがそれだったのだ。10年目にして遅刻のオンパレード。3時間遅刻し、『申し訳ございません』という何の意味もない謎の言葉を発した翌日には、1時間遅刻する。これがこの人間の生きざまなのだ。

 

時間遅刻

 

普通、こういう人間は首にする。それが常識だ。だが、私はしない。私は非常識だからだ。常識を守るつもりなどサラサラない。あったら起業していない。サラリーマンをやっているだろう。生きるということは、不撓不屈の精神を必要とするものである。屈したら終わりだ。諦めたらそこでゲームオーバーだ。そして、我々が生きているのはゲームではなく、たった一度の人生だ。 そのことを本当に理解したとき、人の命は躍動する。つまり、躍動しない命があるなら、ただその事実を本当に理解していないだけだ。彼の場合、その現象が起きるのは、残念ながら彼の周りがいなくなり、金も全てなくなったときだろう。足るを知る者は富む。今がどれだけ恵まれているか理解できない人間は、不幸だ。

 

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