偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
あの『ダビデ像』でも有名な、レオナルド・ダヴィンチ、ラファエロとともにルネサンスの三大巨匠のひとりとされる、ミケランジェロ。『システィーナ礼拝堂』の天井画を描いているときの話だ。いつまで経っても終わらない作業にしびれを切らした依頼主のユリウス二世が、

いつ完成するのだ?
と聞くと、ミケランジェロはこう答えた。
『私の作業が終わるときです。』
むろん、この言葉に対して怒る者もいた。傲慢だと。だが、天才の辞書に『妥協』の文字は存在しなかったのだ。
ミケランジェロはこの作品を完成させるために、代償を払った。それは、法王の怒りや人々の批判、折れ曲がった腰、激減した視力、どれもこれも、このミケランジェロがこの作品を完成さる為に代償を払ったものだ。だが、世の中に大きな功績を残す人間には、同じような共通点がある。実に幾多の天才たちの話があるが、例えばあの宮崎駿は、痛々しい腱鞘炎の治療跡を目の当たりにして、
『人間が一生で引ける線の長さは、地球7周半だというが、僕はそれを超える線を描いてきました。』
と言った。ナポレオン・ヒルが提唱する『代償の法則』というのは、確かにある。だが、本当の天才とは、おそらく『代償』などとは考えていない。それよりも、
この作品を仕上げられなかったら、人生に悔いを残す。人はいつか死ぬのに、やれ右手が動かないだの、目が見えなくなるだの、言っている場合ではない。もし自分の人生の目的に命を懸けている最中に失うものがあるのなら、それは、もともと自分の人生の道の上で、失うものだったのだ。
そう考えているのだ。
関連リンク:
- スティーブン・キング『何事であれ、自分に才能があるとなれば、人は指先に血が滲み、目の玉が抜け落ちそうになるまでそのことにのめり込むはずである。』
- チャールズ・ブコウスキー『小さな種火を残し、その火を絶やさないで。種火さえあればまた燃え上がるから』
- ビル・ゲイツ『私は物事をとことん突き詰めるのが好きなんだ。そうすれば、たいてい良い結果が出るから。』
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