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松永安左エ門『「後悔なし」と威張れるほどではないが、自分の甲羅に似た穴を掘って、生きてきたつもりである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『私は漫然と運を待つつもりは全然なく、私なりの努力を、心の命ずるところに従って、及ばずながら続けてきた。だから成敗は気にならない。「後悔なし」と威張れるほどではないが、自分の甲羅に似た穴を掘って、生きてきたつもりである。』

 

自分の人生で、どれだけのことをすれば悔いが残らないか。単純に考えると、1兆円ほど手に入れ、世界中を旅行し、先人たちの価値ある英知に触れ、常に最先端のファッションや、映画や、テクノロジーに触れ、豪邸と高級車を手にして、子宝に恵まれ、健康で、長生きできれば、それで人間の心は十二分に満たされる、という印象がある。しかし、まず最初の『1兆円』というところがネックで、これがなかなか達成できない。出来る人は何人かいても、ほぼ『いない』と言った方が早い。

 

では、1億円ほどに下げたらどうだろうか。それぐらいなら死に物狂いで働き、頭を使えば出来そうだ。だが、それだけでは前述した全てを制覇することはできない。しかし、生涯で稼ぐお金は平均的に見てもそれぐらいが圧倒的に多く、だとしたら、圧倒的に多い、つまりほとんどの人は、自分の人生に、少し『悔い』を残しながら死んでいく人生を強いられるのだろうか。

 

(あれもしたかったなあ…)

 

(これもしたかったなあ…)

 

私はそうは思わない。カギになるのは、ここで出て来る『甲羅』だ。

 

 

私は、人の10倍の速度で歳を取る奇病に生まれた女性を知っている。彼女は当然、自分の親よりも、私よりも早くにその命を終えた。彼女は1兆円稼げただろうか。彼女は1億円稼げただろうか。豪邸は、高級車は、高級腕時計は、豪勢な食事は、そして子孫を遺すことが出来ただろうか。

 

もちろん出来なかった。では、彼女の人生は『後悔そのもの』だと言うのだろうか。私はそうは思わない。彼女は自分の甲羅に似た穴を掘って、その生涯を全力で生きたように見えた。

 

 

 

 

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