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松永安左エ門『人間は商売をするために生まれてきたものではない。金を貯めるために生まれてきたものでもない。政治をするためでもない。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

『人間は商売をするために生まれてきたものではない。金を貯めるために生まれてきたものでもない。政治をするためでもない。社会に出た人間としてまず自分の生活を立てることは大切だが、金儲けのためには早回りして、いかなる手段も断行した私。しかし、これも少しく考えてみると、自分の知恵、才覚でやったようでも、多かれ少なかれ、人の、社会のお世話になっている。そう考えると、今後の自分の行動は、国家社会にできるだけ奉仕することが必要と思うようになった。』

 

 

人は何のために生まれて来たのか。少なくとも言えることは、松永安左エ門の言う通りだ。それらは全て人為的なものであり、人為的というくらいだから、『かつて生きたどこかしらの人間』の意志を継承しているわけであり、彼らは神ではないのである。社会制度も貨幣制度も、全て人為的だ。それを作りあげた存在は、神ではないのである。

 

人間は、恒久的に未熟である。だとしたら、その人間が捻出したあらゆる事物や概念は、全て未熟である。従って、『それをやるために生まれて来た』というのは、いささか早合点である。

 

クリントン政権下でゴア副大統領の首席スピーチライターを務めたダニエル・ピンクは、著書『モチベーション3.0』でこう書いている。

『ワークライフバランス(仕事と遊びのバランス)』という概念を考え直すべき一幕である。『仕事とは関連性のない”遊び”だけを楽しめて、人生で取り組む真剣な仕事を、”耐えがたい重荷”として耐えなければならない、と信じる理由はもはや存在しない。仕事と遊びの境界が人為的なものだと気づけば、問題の本質を掌握し、もっと生きがいのある人生の創造という難題に取り掛かれる』

 

 

物事の本質を理解し、もっと生きがいのある人生の創造。それを考えた時、頭に浮かぶのは、社会制度を含めた既存の要素だろうか。違うなら、一体どういうものなのだろうか。しかし、その『社会』によって自分が生かされている現実も確かだ。その両面から目を逸らさないようにしたい。

 

 

 

 

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