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ププリウス・シルス『他人はできるだけ許せ。自分自身のことは決して許すな。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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目次

考察

人のことを許すことが出来る人間は、器量があるので、元々自分自身に厳しい。自分自身に厳しいからこそ、その器をそこまで大きくすることが可能だったのだ。それまでに通った道のりは、とても容易なものではなかったのである。つまり、人のことを出来るだけ許す、器の大きい人間になる為にも、自分自身に常に厳しい目を向け、自主、自律、責任をモットーにして、主体的にこの人生を生きる覚悟を燃やす必要がある。

 

例えば先日、私はとあるお風呂屋さんで、コインロッカーから100円玉を盗まれた。私が半開き状態にし、ドライヤーで乾かしている時、忘れものだと思って、20代ほどの男がその100円玉を盗んだのだ。

 

 

私は鏡でたまたまその現場を見た。そしてその後にその男の手元と顔をにらみながらロッカーへ戻り、どうしようかと考えていたが、(しまった)とばかりに挙動不審になり、どこへ行くも、何をするのも出来ずに右往左往している青年を見て、(まあ、反省してるか。)と思い、『やるよ』と言い残し、それ以上の追及はしなかった。

 

私もよくやったものだ。それを見つけた時は、(ラッキー!)だと思った。私はそういうことが平気で出来るようになった自分を考えた時、自然と、今まで通ってきた自分の道のりを思い出していた。その、『悪さ』ばかりしていた頃もそう。たくさんの波乱万丈な経験や、偉人との対話もそう。家庭にあった宗教問題もそう。その全てが積み重なって、今の自分が構築されている。

 

以前も、出前のカレーでミスがあった時、かつてのように責め立てて料金を無料にさせるのではなく、『いいよ』と許したとき、それ以降、その出前の青年が私に大声で挨拶するようになったことがあった。そういうこともふと頭をよぎった。そして、かつての自分と比べ、今の自分はどういう自分かを考えた時、人を簡単に許せるようになった自分を、誇りに思っている自分がいたのである。

 

しかしこれが出来るようになったのは、自分に自信がついたからだった。つまり、自分に厳しい目を向けてこなければ、到底辿り着くことが出来ない境地だった。だからこそ、誇りに思っている自分がいたのである。

 

 

 

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