偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け


ふむ…。
[adrotate banner=”6″]
目次
考察
カーネギーの発想は『金持ちになることに対して負い目を感じるな』だから、この言葉の背景にあるのは、もう一つのメッセージがあるように思える。矛盾しているからだ。
カーネギーはこう言ったのだ。
『ソクラテスやプラトンの時代から、最近のウィリアム・ジェームズやエマーソンまで、数多くの哲学者たちが、数多くの哲学を生んできたが、そのほとんどがモラルに関しての哲学にすぎない。それはそれで必要でも、現代はこれらとは違った新しい哲学、巨富を築く哲学も必要なのだ。』
しかし、あからさまに揶揄しているという印象も受けない。そしてポイントなのが、『清貧』というキーワードである。清貧というのは、単なる貧乏ではない。『私欲を捨てて、行いが正しいために、貧しく生活が質素である』ことを意味する。そう考えると、確かにカーネギーの言う通りだ。清貧の家に育った子供は、裕福な家庭で我が儘に育った子供よりも、遥かに人として高潔であり、高尚であることは明白である。
ただし、それでもカーネギーの『巨富を築く哲学』の話と比べると、どこか違和感を覚える。彼は一体、何が言いたいのだろうか。
ヘンリー・デイヴィッド・ソローは言った。
カーネギーはソローの生き方に対して、どう言うつもりだろうか。そしてどちらが正しい生き方なのだろうか。
[adrotate banner=”7″]
関連する『黄金律』
あわせて読みたい


『「一歩」の価値をどう評価するかで、その人間の人生は決まる。』
第36の黄金律 『「一歩」の価値をどう評価するかで、その人間の人生は決まる。』 『コツコツ』という言葉が嫌いなら使う必要はない。『確かな一歩』を踏み続けろ...
あわせて読みたい


『失敗したと思っても絶対に諦めるな。そもそもそれは、「失敗」ではない。』
第37の黄金律 『失敗したと思っても絶対に諦めるな。そもそもそれは、「失敗」ではない。』 金鉱で金を掘り当てることが出来る人間は、『最後』まで掘るのを止め...
あわせて読みたい


『一つのことに集中する人間だけが手に入れられる圧倒的な力がある。』
第38の黄金律 『一つのことに集中する人間だけが手に入れられる圧倒的な力がある。』 一つのことに集中することで得られる甚大な恩恵を知れ。 『事を成し...
同じ人物の名言一覧
あわせて読みたい


アンドリュー・カーネギーの名言・格言一覧
アメリカの実業家。生誕1835年。男。通称『鉄鋼王』。アンドリュー・カーネギー(画像) 名言一覧 『29秒。君が答えを出すために29秒かかった。私は一分を超えたら君を...