偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
愚かな人は、聡明な人よりも100倍以上の反感を示す。ということは、聡明な人は、愚かな人に対して、その100分の1程度の反感しか示さない。ここでまず最初に考えられるのは、『聡明な人の余裕』と、『愚かな人の狭量』である。聡明な人は、心に余裕がある。だから、愚かな人の狭量な態度と比べて、反感の示し方にも、節度があるのだ。しかし、愚かな人は違う。その狭量さ故に、節度がない。暴動を起こし、パニックを起こし、最終的には自分が何で怒っているかもわからない。こういうことが起きてしまうこともある。
また、次に考えられるのは、ここで限定されている事実についてである。サアディーが言っているのは、
- 『聡明な人⇒愚かな人』
- 『愚かな人⇒聡明な人』
という、この矢印の方向に対する反感なわけで、そこに限定して言っているのである。だとすると、『聡明な人の余裕』は変わらないままだが、『愚かな人⇒聡明な人』という反感に対しては、そこに『嫉妬』という人間の愚かな欲望の形が、浮き彫りになることになる。人間の『嫉妬』ほど醜く、そして予測不可能なエネルギー源はない。
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