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グロティウス『多くのことを理解したが、何も完成しなかった。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

グロティウスはソクラテスが言う『無知の知』をよく理解しているということだ。人間は一生無知、無力のままこの世を去る運命にある。何かを極めたと思っても、それはただの勘違いだ。どちらかというと、超一流と言われる匠やプロフェッショナルほど、やればやるほど自分の未熟さに気づき、研鑽を止めようとしない。彼らは、『自分はもう一流だ』と言った瞬間に、二流に成り下がるということをよくわきまえているのである。

 

葛飾北斎はこう言い、

 

黒澤明は言った。

 

物事を突き詰めていればいるほど、自分の身のほどを知るのだ。読書もそうだ。私も読書をするまで、自分がそんなに無知だということを知らなった。無知かそうじゃないかということを周囲の人と照らし合わせて判断するから、そういう錯覚には陥りやすい。視野が『狭い』だけなのだ。狭い世界であればそりゃあ、その中でトップになることは容易である。

 

例えば、親と子ほどの差が開いた年下だらけの集団でリーダーになることは簡単。だが、少し世界を広げると世の中には実力者がゴロゴロいる。そんな一筋縄ではいかない確固たる意志を持った識者や、曲者をまとめることは容易ではない。もし自分は無知ではないという風に思うのであれば、それはただの勘違いだ。グロティウス曰く、言うなればそれは、

 

『何も理解していないから、完成したと思い込んでいる。』

 

のである。

 

 

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