偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け


ふむ…。
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目次
考察
例えば、伊那食品工業の社長はこう言っていた。

ユリノキは成長がとても早いんです。しかし、台風の時一番最初に折れるのも、このユリノキなんですね。
つまり『成長』と『膨張』は違うということだ。膨張するのが正しいモデルではない、ということが戒められる教訓である。だが、『往々にして』ということで言えば、駒鳥もユリノキも、実に着目に値すべきモデルである。
何を隠そうこの私が、駒鳥であり、まるでユリノキだった。猪突猛進に自分が決めた道を貫き、周りの意見は聞かない。その道は当然失敗だらけであり、一時は絶望的な地の果てにまで堕ちたこともある。偶然ある程度の小さな成功を手にしてもすぐに思い上がり、その膨張はすぐに弾けて消えてしまったのだ。『北風と太陽』、『ウサギとカメ』、『ライオンとカンガルー』、『キツネとハリネズミ』、後の二つは聞きなれないかもしれないが、これらの話も全て、教訓的な物語である。
どちらにもメリットはある。だが、『デメリットもある』という部分から目を逸らしてしまうと、必ず痛い目に合うだろう。この言葉は、弟を亡くした、ある兄の言葉だという。亡くなってしまったらまた話は変わってくる。その現実を理解する為に、彼にとって駒鳥やユリノキの話は、身に染みただろう。その他の人は注意することだ。二の舞にならないように、彼の言葉を無駄にしないように。若気の至りは青年以下の人間の特権だ。
だが、例えば親を含めた、『そこまで命を繋いできた先祖たち』のドラマを思い浮かべるのだ。その特権を行使した結果、その全てのドラマが無下になる。そう考えると、いささかその行使に至ろうとする判断にも、慎重さが増すはずである。
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