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上杉謙信『心に驕りなき時は人を教う。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

普通、『驕り(思い上がり)』がある方が、人に物を教えるというイメージが浮かびやすい。『おい、お前な、これはこうなんだよ』などと言って、上司が部下に高圧的に指示するシーンは、私も何度も直面した。だが、こと私の個人的な感想で言えば、心の中ではいつも

 

(うるせぇな。言い方考えろよ馬鹿が。)

 

と思っていたわけで、ということは、私は彼らに物を教わってはいないのである。教わったのは、世間にはちっぽけな権力を振りかざして、自分よりも格下だと決めつけた人間に偉そうにする馬鹿がいる、という事実である。

 

以前私がボクシングジムに通っていた時、私の周囲の友人にもその楽しさを教えたいと思い、皆を集めた。その中で、私が格闘技において最も人が気になっている部分が、『弱き自分』へのコンプレックスだと判断し、私は、それを煽らないように、カバーしながら練習を教えた。例えば、ボディブローの練習をする時、教える側の私の威厳を誇示しようとして、『不意打ち』で『みぞおち』を『上から下に思い切り叩きつける』のではなく、全てその反対でやった。

 

つまり、『いくよ』と口調も優しくし、『贅肉の乗った耐久性のある部分』を、『下から上に、ソフトに叩いた』。これによって彼らの経験値には、『経験者のボディブローを受けたが、案外耐えられた』というものが残る。その蓄積が自信となり、練習への励みとなり、それがさらに積み重なると、実力となる。私はそれを狙ったのだ。

 

もっとも、その人間は、冒頭で書いた馬鹿な上司よりも、更に愚かな人間だったため、思い上がってしまって逆に私の事を『あまり強くない』と見下すようになってしまった。従って即刻私は練習を中止したが、20代もまだ前半の頃だ。そこで練習をやめてしまった私にも、驕りがあっただろう。

 

(お前らごときが)

 

と思って驕ってしまったことも、私が人に物を教えられなくなった理由の一つである。とにかく、謙虚な心がない人は、人に物を教えることは難しいのである。

 

Twitter上の考察意見

 

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