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上杉謙信『心に我儘なき時は愛敬失わず。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

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ふむ…。

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考察

人を愛し、人に配慮し、人を敬うことが出来ず、自分本位にしか人生を生きれない人間は、我が儘な心に支配されている。私の部下で、モロにこういう人間がいるが、彼がひどいのは、彼の入社直後の意見に、『わがままな人は嫌い』というものがあったことである。

 

確かに、もう一人の部下や、かつての彼の先輩には、露骨に我が儘な態度を取り、無関係の人をその闇に巻き添えにし、場が気まずくなろうが、トラブルに発展しようが関係ない、という傍若無人な態度を取る人間がいたことは事実だ。彼はそのような人間が苦手だったのだろう。だが、私から言わせれば、この人物も同じように我が儘。そのくせ自分は全くもって清廉潔白だ、という態度を取るのだから、問題は大きくなっていった。しかし私は彼の素性を知っていた。彼は幼少の頃に、兄を事故で亡くしているのである。

 

親は、その最中に作っていたカレーライスを、二度と作らなくなったと言うのだ。彼の両親は、残ったこの部下も含めた子供に、どういう風に接してきただろうか。彼が、『亡くなったその子の分まで』と、過剰な愛を施されたことは、想像にた易いはずである。しかし、それで出来上がったのが、この『我が儘だと思っていない我が儘』な人間だ。何しろ、自分は被害者で、同情されて当たり前だと思い込んでいる。これが、私の逆鱗に触れたのだ。

 

私も17歳で大黒柱の父親を無くしているが、自分の父親の死を利用して人の同情を誘い、悲劇のヒーローを気取ることには、恥を覚えて来た。彼とはもうかれこれ6年以上、全身全霊で向き合ってきている。途中で逃げた人間もいる中、彼は頑張っている方だ、と言うのが正当な評価だろうか。渦中にいる私の口からは今、まだそういう悠長なことを言う気分ではない。一つだけ言えるとしたら、彼が、自分のことを『被害者だ』と、心底から思わなくなった時。人生の舵を握る様になった時。彼の人生は生まれ変わり、死んだ兄の魂も、初めてそこで救われることになるだろう。

 

 

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