マキャベリ『人を率いていくほどの者ならば、常に考慮しておくべきことのひとつは、人の恨みは悪行からだけでなく善行からも生まれるということである。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

偉人

イタリアの政治思想家　マキャベリ（画像）

運営者

ふむ…。

考察

映像で観れば一発だ。例えば、ある優しい気の利く女が、毎日ある店を訪れる度に、手土産を持ってきて当人たちを喜ばせた。しかし、その店の一部の人間が彼女のファンになってしまい、彼女のことをいつも良く言うのを見ていた同性である女が、彼女に対して憎悪の気持ちを抱くようになった。

一言、『嫉妬』である。その女は、その店のスタッフの中に、（いいなあ）と思う人がいたのだ。しかし、手土産を持って来た配慮ある彼女に『悪の心』はあっただろうか。いや、ない。むしろあったのは『善の心』だ。

人の上に立つということは、自分の部下、配下に、多種多様な人間がいることを知る責務があるということ。多種多様な人間がいるということは、それだけ彼らの生きた環境に差異があり、多様性があるということ。自分の心で考えた通りに、その他の人々も考えると思うのは、エゴである。どんな反応にも柔軟に対応できるなら、そこにはその多様性への理解があるということだ。

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