偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
例えば、テロリストに国民を人質に取られて、身代金を要求されることがあった。極めてギリギリの判断が問われる。責任を託された一国の長は、国民中の注目を浴びることになる。
例えば、『トリアージ』という医療概念がある。この優先順位に従って治療する患者の優先順位を決める、『選別(トリアージ)』をするのだ。これには倫理的な批判の意見が常につきまとう。しかし、窮極の場面で、AかBか、どちらかを選んでも必ず被害を被らなければならないシーンはある。そういう、誰もが避けて通りたい判断をしなければならない責任を負っているのが、一国の長なのである。
やむを得ず、AかBかを選択されれば、普通の知者であれば『C案』を捻出して、テロリストに屈することもなく、逆上させることも無い、主体性を発揮する道を見出す。しかし、それでも戦略が失敗し、被害を被ってしまうことがあるのだ。
そういう時は、マキャベリの言う通り、『やむを得ず、強いられて、屈して、やった』のではなく、『私は屈しない、私は断固としてそう決断する』と言って、威厳を守り抜くとともに、外敵、あるいは内部にいる国民へ、不必要に隙を見せたり、不安を煽りたてる様な結果にならないように、画策するのだ。
やはり、ちょっと外部から揺らされただけで動じてしまう長より、断固として動じない長を見ている方が、国民の心は安堵に包まれるというものだ。窮極の場面は存在する。それは、現代を生きる人間なら皆知っているはずのことだ。
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