偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。
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目次
考察
『もう打てないんじゃないかという恐怖は、常について回るんです。結果を残してきた人ほど不安と戦ってきたはずだし、恐怖心を持っていない人は本物じゃない。その怖さを打ち消したいがために、練習するわけです。』
黒澤明は言った。
1990年、米アカデミー賞・特別名誉賞が贈られた。スティーブン・スピルバーグとジョージ・ルーカスの2人からオスカー像を渡された黒澤が、授賞式でスピーチとして残したのがこの言葉だ。普通、頂点を極めたはずであるその瞬間に言う言葉は、そういうものではなさそうだ。しかし黒澤明はそう言った。まるで、本当に自分の目でとらえきれていない映画の実態があるかのように、彼の目の前に広がる真っ黒い空間を眺め、その把握し切れていない空白に対し、素直にそう発言したのだ。
ボクサーの辰吉丈一郎は、同じようにボクシング”バカ”。チャンピオンとして日本のボクシング界を席巻した英雄は、ある日こう言っていた。

雨の日も、風の日も、こうしてトレーニングは欠かさない。根性のない奴は、これが出来ないんや。でもな、怖いんや。やればやるほど。試合の前なんかな、怖くてしゃあないんや。
そして、元ミドル級世界王者・竹原慎二も、
試合当日、会場に行く途中、マジで交通事故に遭いたい
と思うことがあったという。そしてそういう不安に駆られるのは、あのマイク・タイソンも同じだったというのだ。つまり、自分は、『全知全能』だとふるまいたいのであれば、物事を突き詰めないことだ。思慮浅はかに生きれば、もっと『楽』な生き方が出来る。だが、物事を突き詰める人間よりも『楽しい』人生が送れるかどうかは、わからない。
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